花遊び

花遊び

朝鮮の民間伝承の遊びの中に子供たちの花遊びがあります。

子供たちは野原に満開になった花を折ってそれぞれの趣味に合わせて紐に差し込んだり、つないだりして身にかけます。特に娘たちは髪の形で結わえた花のかつらを頭のうえに載せてこの遊びに興じます。

花遊びは朝鮮のどこでも見られます。純朴でありながら花のようにきれいな心の持ち主になろうとの子供たちの内面世界を見せる遊びだといえます。

子供たちはこの遊びを通して豊かな情緒だけでなく、自分が住むところの花々についても覚えることができます。

今も子供たちは民間伝承のこの花遊びを楽しんでいます。

朝鮮の民間伝承の遊びの中に、娘たちの花遊びがあります。この遊びは、百花繚乱の春や夏によく見られます。

娘たちは、野原に満開になった花を折って、それぞれの趣味に合わせて紐に差し込んだり、つないだりして身にかけます。また、冠のように結わえたものを頭のうえに載せて、この遊びに興じます。純朴でありながら、花のようにきれいな心の持ち主である娘たちの内面世界を見せる遊びだといえます。

朝鮮中部のケソン*1で、その遊びは踊りに発展しました。娘たちは、野良仕事の合間に、花を折って、紐に差し込みます。そして、腕や肩、頭、腰などに器用に巻いたり解いたりしながら踊り、数個のものを持ち寄って色とりどりの美しい構図を広げます。

その美しい動作は、現代感覚に合わせて磨き上げられ、伝統の踊り「花遊びの踊り」に完成しました。