自彊力が生んだもの

自彊力が生んだもの

朝鮮の国家科学院情報科学技術研究所には、経済的実利のある照明用自動遅延スイッチの開発に大いに寄与した研究者がいます。電化製品研究室の研究者キム・ドンイルさんです。

キムさんは、国の電力管理システムを節電型に変えることに寄与する思いで、照明用自動遅延スイッチの開発を朝鮮式に、また朝鮮の現状に即して行ないました。初めてのことなので技術的に解決すべきことも多く、失敗を重ねたりもしました。その度にキムさんは、自彊力第一主義の精神で既存の方式ではなく、朝鮮式のユニークな方式で難問を一つ一つ解決しました。

その過程に、ソケットとスイッチを一体化させる方法で照明用自動遅延スイッチの音のセンサーの効果を高め、寿命を延ばすことが出来ました。微細電流によって発光するダイオードライトも完全に消すようにして、電力の損失を極力減らすことが出来ました。

そればかりか、雑音吸収の方法を利用してライトが付く時に発生する電気雑音による干渉を除去することで、照明用自動遅延スイッチの質を改善することが出来ました。

これに基づいて、音と振動のセンサー装置、光センサー装置、時間遅延装置、電源装置などすべての技術的要素を完成しました。こうして、照明用自動遅延スイッチの開発は、2ヶ月余りの短期間に終えることが出来ました。

研究者のキム・ドンイルさんのお話です。

「照明用自動遅延スイッチは、音や振動、光のセンサーによってライトのオンとオフを自動的に行なう電子装置です。この装置は、昼には光のセンサーによってライトを消し、暗くなって光力階級が低くなると音や振動がある時にだけライトがオンになります。一旦、オンになりますと、約20秒の間に付いたままの状態を維持する仕組みになっています」

今、照明用自動遅延スイッチは、各部門に導入され、節電の効果も大、ということです。