美術家の思いは作品に込められる

美術家の思いは作品に込められる

アン・ジョンチョル　42歳
マンスデ創作社の油絵創作団　美術家
平壌美術大学　卒業
チュチェ97（2008）年からマンスデ創作社に勤務

マンスデ創作社の団長　人民芸術家　キム・ミョンウン

「アン・ジョンチョルさんは豊富なキャリアの美術家とはいえませんが、その間、立派な作品を多く出しました。分けても思想性と芸術性が結合した名作を創作して美術展で高く評価されました」

 

アン・ジョンチョル

「私が出した処女作は時代物でした。新人として処女作を見事なものにつくる覚悟の上で作品の創作に取り掛かりました。比較的上々の出来だと、社の人たちはもちろん、社会的にも評価が上がりました。そのためか、これからどんな作品も優にできるという自信がつきました。しかし、創作の過程には成功の喜びだけがあるのではありませんでした。2010年に行なわれたある展覧会のことが忘れられません。当時、私が出品したものは失敗に終わりました。多くの人が失望し、作品は酷評されました。この手厳しい評価を忠告として受け入れ、創作の欠点も発見したものです。これがまたターニングポイントとなり、私を一層発奮させました」

 

油絵「トンレ城の戦い」　チュチェ97（2008）年創作

アン・ジョンチョル

「私の作品には人物画が多くあります。時代感覚と人物の表現が様々ですがこれらの作品に国を心から愛し、その国のために全てを尽くす人たちの精神の高さを表すつもりでした。そして今の時代に生きる人は、国の繁栄のために献身する真の愛国者になるべきだということを強調したかったです」

 

油絵「私たちは青春」、「自強力の先駆け」を含め数編の作品が国家所蔵品に登録

（今日の朝鮮）

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