総聯朝鮮大学校

総聯朝鮮大学校

朝鮮総聯の朝鮮大学校は、日本にいる朝鮮人の大学です。設立から60年近くになるこの大学は、優れた教育条件と独特なカリキュラムによって民族人材の養成に寄与しています。

8つの学部と研究院、4つの研究所、そしていくつかの研究堂と朝鮮歴史博物館、自然博物館、図書館、講堂、体育館と寮など学生たちの勉強に役立つすべての条件を完備しています。遠くにいる子ほど深い恩情を寄せる偉大な金日成主席と金正日総書記の思いやりが、ここ朝鮮大学校にも込められています。

20世紀の始め、朝鮮民族は日本帝国主義に国を奪われ、国なきの民の惨めな運命を強いられました。日帝に連行されて異国の日本に渡った朝鮮人は、国の解放後も息子娘に勉強をさせられずにいました。その心のうちを推し量った主席は、海外同胞大学を建てる決心をして精力的に導きました。

主席の導きの下、チュチェ45（1956）年4月10日、総聯朝鮮大学校が世に生まれました。その後、主席は、国の事情が苦しい中にも、莫大な資金を投じて大学の建設費と教材、参考書まで送り、学生募集と教員のことなど大学の設立と運営におけるすべて問題を詳しく教えました。

主席の意をそのまま引き継ぐ偉大な金正日総書記は総聯朝鮮大学校に深い関心を寄せました。総書記は、大学の教育について多くのことを教え、朝鮮民族第一主義の伝統を生かすよう、大学に朝鮮歴史博物館と自然博物館も立派に建てるようにしました。その後も総書記は、大学の実態を具体的に把握し、大学教育の物質的・技術的土台をしっかりと築くよう導きました。

この50年あまり、大学は数万人の卒業生を出しました。その人たちは、総聯の各組織はもちろん、教育、マスコミ、文学芸術、経済と科学技術など同胞社会の各分野の柱として愛国偉業の先駆けの役割を果たしています。

同胞社会の、権威ある社会政治活動家、愛国的な商工家、名だたる科学者、教育者、才能ある芸術家はほとんどがこの大学の卒業生です。まさに、主席と総書記の恩愛があって、総聯朝鮮大学校は海外朝鮮人の民族教育の最高学府にまでなったのです。

朝鮮総聯の朝鮮大学校は、在日朝鮮人学生のための民主主義的民族教育の最高学府です。大学は東京都小平市にあります。

チュチェ45（1956）年4月10日に創立された大学は偉大な金日成主席と偉大な金正日総書記の正しい導きと恩情の中、誇らしい発展の道を歩んで来ました。

金日成主席は朝鮮総聯を結成し、自分の力で民族幹部を養成する朝鮮人のための大学を創設する方針を示しました。そして、整然とした民主主義的民族教育システムを立てて、自分の息子や娘が民族的な高等教育を受けて欲しいと言う在日朝鮮人の悲願をかなえてやりました。

朝鮮大学校が創立されることにより、金日成主席の主体的な海外朝鮮人の教育に関する思想が見事に実現し、総聯の活動と民主主義的民族教育はその発展の転機を迎えました。偉大な金正日総書記は金日成主席の意にのっとり、朝鮮大学校の教育にいつも深い関心を払い、あらゆる恩情を施しました。

朝鮮大学校で勉強した社会科学院の研究者、アカデミー会員候補、教授、博士のチョ・ヒスンさんのお話です。

「私は高等学校を卒業した後、朝鮮大学校で思う存分、歴史の勉強をするという希望を抱いていました。朝鮮大学校が海外の民主主義的民族教育の最高学府なので、その熱望や希望は大きいものでした。入学通知が届いた時の喜びは何とも言いようのないものでした。私は金一銭払わず、祖国から送られる奨学金と教育援助費で勉強に励むことができました」

朝鮮大学校の基本の使命は在日朝鮮人学生たちを共和国の頼もしい民族幹部に、在日本朝鮮人運動の根幹に育て、民族教育を担当する教員を養成することです。

朝鮮大学校は学生たちを立派に育てた功が認められ、共和国の最高勲章である「金日成勲章」を授かりました。