竜を刻んだバックル

竜を刻んだバックル

竜を刻んだ純金のベルトのバックルです。古朝鮮の遺民であるラクラン国の人たちが作ったものです。ラクラン国は紀元を前後した時から数世紀の間、朝鮮の北西部と中部地域に存続した小国でした。

バックルの表面には金の線と大小の粒で表した7匹の竜と雲模様が刻まれています。7匹の竜のうち、注目を引くのは三日月模様の環の下にある竜と下の部分の中心にある竜です。この2匹は雄と雌、残りの5匹は大きさ様々な竜の子で、竜の一家を刻んだものと見られます。

バックルの長さは9.4センチメートル、幅は6.5センチメートルです。

製作者の奇抜なアイディアと表現力を見せるこのバックルは、貴金属細工の高い技をうかがわせる貴重な遺物です。

（観光）