祝福された双子のパイロット

祝福された双子のパイロット

チュチェ72（1983）年4月25日、朝鮮人民軍創建51周年を迎える意義深いこの日に、人民軍では偉大な金日成主席と金正日総書記の臨席の下、記念の催しが行われました。この催しに参加した人たちの中には双子のパイロットもいました。

この日、双子の中で妹のパク・キョンスンさんが金日成主席に花束を捧げる栄光に浴しました。娘のパイロットから花束を受け取った主席はどこか見覚えのあるパイロットだと言い、優しい眼差しでパクさんを見ました。周りの一人が出て、2年前にあった当時の社会主義労働青年同盟第7回大会の時、主席に花束を捧げた双子のパイロットの妹だと答えました。

主席は喜んで、一人で来たのかと尋ねました。パクさんは姉も一緒に来たと答えました。主席は双子が一緒に来たなら、姉さんにも会って見よう、早く呼ぶように、と言いました。

妹のパク・キョンスンさんのお話です。

「そのとき、私は溢れる涙を抑えることができませんでした。2年前の1981年10月に行われた社会主義労働青年同盟第7回大会のとき、金正日総書記は双子の中の妹である私が大会に参加できなかったことを知り、双子は生まれてからこれまでずっと一緒にいたはずなのに、姉さんだけが代表として大会に参加したのだから、妹がどんなにさびしく思うだろう、妹も主席が頼もしく思っている女性のパイロットになったのだから、一緒に大会の代表として参加させようといったとのことです。それで私は姉さんと一緒に大会に参加することになりました。そしてまた金日成主席は栄光の場に姉さんを呼んだのです」

暫くして双子のパイロットの挨拶を受けた主席は男にも辛いという飛行機を娘たちが操るとは、とても偉い、と言い、双子の背中を軽く叩いて、双子のパイロットを持っているのはわが国の自慢だと重ねて高く評価しました。

だいぶ時間が過ぎました。双子のパイロットが余りにも頼もしくて、優しい眼差しで見つめていた主席は今日、双子のパイロットに会って本当に嬉しい、これから飛行訓練に引き続き励んで立派なパイロットになるように、と将来を祝ってあげました。

そして、双子のパイロットを両脇に抱えるようにして、歓呼する群集に応えながらゆっくりと歩みを移しました。金正日総書記も明るく微笑んで主席の傍にいる双子のパイロットを祝ってあげました。

姉のパク・キョンスクさんのお話です。

「私たち姉妹が浴した光栄はこれだけではありません。金日成主席はその後、私たちに主席のネーム入りの腕時計を表彰し、また党活動家を育てる学校にも一緒に通うようにしました。その許で私たち姉妹は労働党の活動家に育ちました。金正日総書記は私たちが勤めていた飛行部隊を視察したとき、革命事績教育室にある主席と一緒に撮った写真の中の私たちを見て安否を尋ねたとのことでした。私たちは今日も明日も永遠にその日の栄光を胸に秘めて、敬愛する金正恩元帥の指導に忠実に従うつもりです」