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真心先日、ピョンヤンにあるキムマンユ病院*1の神経内科で多くの人々が見守る中、1人の年寄りが退院しました。 部屋と廊下、ホールなどでお祝いの挨拶を交わしながら見送る患者の皆さんと看護士、医師たち。正門を出る年寄りに薬の包みを手渡しながら詳しい使い方を教える女医、看護士の手を握って惜別の情を分かち合う年寄り、熱い思いで見送られるその年寄りは果たして誰でしょう。 この6月はじめ、84歳のキム・ユンシムさんは多発性脳梗塞で意識を失ったまま、病院に運ばれました。病院と神経内科でのカンファレンスが行われ、昼夜を分かたぬ治療が始まりました。医師たちは科学的な治療法と対策を立てて医術を発揮し、看護士も患者のベッドに付きっ切りで看病しました。 10日ほど過ぎて患者の生命指標は次第に改善され、ついに意識を取り戻しました。その日から年寄りは医師と看護士の真心を肌で感じました。毎食ごとに欠かせない好みの食べ物と毎朝枕元に置かれるきれいな下着、そして車椅子でリハビリ室へ行き来しながらその方法をわかりやすく説明してくれた医師たち、優しく髪に櫛を入れてあげたり、風呂場にも同行してくれたりする看護士の姿から「わが子」、「孫娘」の情を感じました。 真心を尽くしている病院の人たちによって、年寄りは20数日目に全快して退院の運びとなりました。 医師、看護士は年寄りの故郷も、経歴も、家族が誰なのかも知りません。 ただ、その年寄りがピョンヤン老人ホームで保養していると言うことしか知りません。 （今日の朝鮮）
2020年の記事
キムマンユ病院、オンライン医療ケアシステム、新たなオペのパイオニア、医療ケアのレベルアップを図る、共和国でのオンライン医療ケア、功を奏するオンライン医療ケア、血管造影治療分野の実力者、母の幸せ（ユン・ソンヒ）
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