皆が開発者となって

皆が開発者となって

朝鮮の「ウンハス*1」ブランドの化粧品は国内はもとより、ロシアを始め、各国の女性の間で人気が上がっています。特に朝鮮の名物のケソン高麗人参を原料とする25種の機能性化粧品はユーラシア経済同盟の品質認証を受けています。

「ウンハス」ブランドの化粧品はピョンヤン化粧品工場で生産されています。工場では研究者、技術者はもちろん、労働者も価値ある創意工夫を出しているので、新製品が次々と開発されています。工場にある化粧品研究所の研究者、技術者は世界の化粧品産業の現況と朝鮮の化粧品産業の発展戦略を深く分析し、新製品の開発で中枢の役割を果たしています。

研究所の研究室主任キム・ボクシルさんのお話です。

「人の皮膚と性別、年齢の特性に合う良質の化粧品をもっとたくさん開発し生産する上で私たち研究者が解決すべき問題が多くあります。私たちは世界的な有名ブランドと渡り合える化粧品を開発するために、機能性化粧品を国内に豊かな天然の薬の材料と植物性抽出物を利用して製造するための研究を深めています」

研究所ではすでに生産された化粧品への使用者のニーズと評価を日常的に掌握して分析し、それに基づいて効能のある色々な新製品を開発しました。世界的に長寿の名薬として名だたるケソン高麗人参の皮膚の保湿と美白、老化防止の作用を利用した数十種の機能性化粧品は美容効果が目立ちます。

ナノ化を実現し、表面処理の技術を取り入れて開発した特殊型のファンデーションとCCクリームなどメーキャップ用の化粧品は付着力があり、持続可能なので自然の化粧の効果を出しています。この他にもヘア化粧品、治療用化粧品、洗浄用化粧品など工場で生産される色々な化粧品はいずれも使用者の好評を博しています。研究者、技術者だけでなく生産者皆が開発者となって、新製品の開発に取り組んでいるのが工場の現実です。

科学技術普及室の運営を通じて生産者の知識水準が高まり、今は新製品の開発でのことで技術者と意見を交わしているくらいです。人気が上がる少なからぬ化粧品は他ならぬ生産者の間で考案されました。従業員の皆が開発者となったピョンヤン化粧品工場では、製品の更新周期が次第に短縮されています。

これと共に使用者が日を追って「ウンハス」ブランドの化粧品への強い愛着を抱いています。

（今日の朝鮮）