海外侵略を狙った日本の無謀な行為

海外侵略を狙った日本の無謀な行為

先日、外信によりますと日本防衛省がアメリカからの軍事装備の購入の事で「6～10年の長期契約の導入を検討している」といいます。

これについて日本は装備購入の費用を減らす為だと弁解してますが、専門家達は「アメリカから最先端装備を地道に調達してもらおうとの魂胆からのものだ」と主張しています。日本防衛省が新たな契約を最新鋭ステルス機F-35の購入等に適用しようとしている事だけを見ても、日本が長期的な装備購入の契約の実現を通して何を追及しているかは明白です。

日本は既に軍事力に於いて世界の先進国と堂々と渡り合える水準にあります。戦犯国として憲法上、本土防衛の能力を超えてはならない自衛隊ですが、既に自衛隊の攻撃能力は海外侵略を意のままに行える水準に達しています。しかし海外侵略に現を抜かした日本はこれに満足せず、巨額の金をつぎ込んで最先端装備の購入に熱を上げています。

器に水が満ちれば溢れるものです。他国を侵略する為の攻撃力を十分に備えた日本が、一旦機会が訪れるなら海外侵略に突っ走るのは自明の理です。実際に日本は自衛隊の海外進出を合法的なものにする為、手の限りを尽くしています。

先日、日本はパリで行われる軍事パレードに自衛隊の儀仗兵を参加させる事にしました。遠く離れた他国でのパレードにまで自衛隊を参加させようとするのは、国際社会が注目する外国のパレードにその国の軍隊と並んで自衛隊を登場させ、自衛隊を戦犯国の自衛力でなく普通の国の軍隊に格上げしようとの悪賢い打算からのものです。言い換えれば国際社会に戦争を行える武力としての自衛隊を、自然に認識させようとの目的があります。

日本の悪賢い策動は久しい前から色々な手法で進められて来ました。PKOのベールを被って不可能だった自衛隊の海外進出を可能にし、その他海賊対処、対テロ作戦に対する後方支援等、各種名目でインド洋をはじめ世界各地を自分勝手に闊歩しています。このように日本は執拗で狡猾な方法で海外侵略の道を一寸、一寸、開いています。

過去の罪に対する反省は毛頭無く、それを必死に美化している日本が一旦海外侵略に出る場合、人類にどれ程恐ろしい惨禍を振りかけるかは想像に難くありません。

今、国際社会は一様に「軍事大国化・海外侵略策動に狂奔する日本の無謀な行為にブレーキを掛けて、過去の日本帝国主義の罪な歴史が二度と繰り返されてはならない」と主張しています。

（時事評論）