民族絵画の朝鮮画

民族絵画の朝鮮画

朝鮮人民が5千年の悠久な歴史に渡って創造を続け、発展させた民族文化遺産の中には朝鮮画のような優れた美術形式もあります。朝鮮人民の民族的感情と情緒豊かな、生命感溢れる朝鮮画は素晴らしい絵画形式として世に広く知られています。

美術アトリエセンターのマンスデ創作社朝鮮画創作団のリ・ギョンナム室長のお話です。

「朝鮮画はその固有の描写原理である含蓄と集中の原理に基づいています。含蓄と集中の原理を具現した、線と色の描法、明暗法、構図法のような独特で多様な表現技法が朝鮮画創作の主な表現手法となっています。朝鮮画は見る人を深い思索へといざない、優雅で美しく、迫力に満ちていますが、それはほかならぬこうした独特な描写原理に基づいているからです」

朝鮮画は朝鮮民族の悠久な歴史と共に長い発展の歴史を持っています。朝鮮の中世初期の美術の精華、世界文化遺産として広く知られたコグリョ、高句麗（紀元前277年から紀元668年まで）時代の壁画古墳と当代の名だたる画伯の絵は朝鮮画の発展振りと古い伝統を今に伝えています。朝鮮画はその後、コリョ、高麗時代を経て、朝鮮封建王朝時代にもその発展を続けました。

20世紀中頃から朝鮮画は偉大な金日成主席と偉大な金正日国防委員長の正しい指導の下に人民の志向と情緒に合う革命的で人民的な優れた民族絵画の形式でより発展しました。

金日成主席は歴史を通して踏襲されて来た朝鮮画の欠点を指摘し、朝鮮画を朝鮮人民の感情と情緒に合わせて新たに発展させるよう正しく指導しました。

偉大な金正日国防委員長は朝鮮画を基本として朝鮮式の美術を発展させることについての思想・理論を示し、その具現へと精力的に導きました。こうして朝鮮ではチュチェの美術の新たな開花期が開かれ、人民に愛される数多くの朝鮮画が創作されました。

朝鮮画「カンソンの赤い空」を始め多くの作品が国内はもとより、外国で催された国際美術展で大きな波紋を投じました。

民族の悠久な歴史を象徴し、民族の特徴がはっきり表れている朝鮮画は朝鮮人民の大きな誇りとなっています。

（文化―芸術、スポーツ）