民族史に記された大会合

民族史に記された大会合

チュチェ37（1948）年4月、ピョンヤンで朝鮮の北と南の数十の諸政党、社会団体の代表が一堂に会して民族史に記される大会合を開きました。

政治的見解と信教の差を超えて民族みなを統一愛国という一つの旗印の下に結集させたこの歴史的な大会合は偉大な金日成主席の気高い民族愛と不眠不休の精力的な指導によって開かれた南北朝鮮諸政党、社会団体代表者連席会議でした。

一つの国で単一民族として5千年の長い歴史を誇りながら生きて来た朝鮮人民は南朝鮮を軍事力で占領したアメリカとその手先の亡国の単独選挙の陰謀のため永久分裂の危機にさらされました。

スク島*1革命史跡地のキム・ヘヨン課長のお話です。

「金日成主席は当時の情勢を分析したのに基づいて北と南の諸政党、社会団体代表者の協議会、または連席会議の形で北と南の間に協議を行う方案を出し、国の統一と自主独立を勝ち取るために全ての愛国的な民主勢力が固く団結することを呼びかけました。そして、北朝鮮労働党第2回大会で朝鮮人民自らが朝鮮全土での選挙を行う方針を示し、チュチェ37（1948）年4月、ピョンヤンで南北朝鮮の全ての民主的政党、社会団体代表の連席会議を催すことを提案しました」

金日成主席が打ち出した南北協議の提案は南朝鮮の多くの政党、社会団体と各界名士の支持を受けました。主席の精力的な導きにより、チュチェ37（1948）年4月19日から23日までピョンヤンのモランボン劇場で史上初めて南北朝鮮諸政党、社会団体代表者連席会議が開かれました。

主席は会議で「北朝鮮の政治情勢」という報告をしました。主席は心から国を愛する人であるなら亡国の単独選挙を断固拒み、党派と宗教の所属、政治的見解に関わらず必ず団結しなければならないといいました。

そして、国と民族が分裂の危機にさらされた今、アメリカの侵略を退ける一大救国対策を講じなければ民族と次の世代に拭うことの出来ない罪を犯すことになるということを知るべきだと言い、全力を尽くして統一的な自主独立国家を建設し、民主主義的原則にたって統一政府を樹立するための民族あげての闘いを繰り広げることを呼びかけました。

南朝鮮の民主独立党のホン・ミョンヒ委員長と韓国独立党のキム・グ委員長、民族自主連盟のキム・ギュシク主席、勤労人民党のペク・ナムウン副委員長を始め、会議の参加者は金日成将軍が導く道だけが朝鮮民族が進む道だとして、将軍の導きについて民族の団結と国の統一の聖なる偉業に献身することを誓いました。

北と南の全ての愛国的民主勢力を国の統一めざす闘いへと呼び起こした4月南北連席会議は歴史的な全民族の大会合として、今も朝鮮人民を国の統一の聖なる偉業へと力強く励ましています。