母なる党の許で花咲いた人生

母なる党の許で花咲いた人生

人民芸術家称号を受けた或る作曲家の手記

「朝鮮労働党創立記念日の10月10日も後わずかとなりました。この地に住んでいる人みなが朝鮮労働党を母なる党と親しく呼んでいます。母なる党、振り返って見るとその暖かい許で幸せに暮らしてきた私の人生です。

私はソウル*1で生まれました。早く父を失い、母の許で育ちました。母は父の顔も知らない私を何不自由なく育てようと尽くしましたが、お金のない人に与えられるのは虐待と蔑視だけでした。アメリカの武力侵略を退ける祖国解放戦争の時のチュチェ40（1951）年に母は私を連れて共和国北半部に入りました。しかしアメリカ侵略軍の野蛮な爆撃で母まで失いました。10歳で私は身より頼りのない孤児となりました。不慣れな所でどうして生きようかという心配で悲しみは一層のものでした。その時、私は、ひもじい思いをしないよう、寒さに震えないよう心を遣ってくれる暖かい懐があるとは知りませんでした。

朝鮮労働党の計らいで私は康盤石革命学院で孤児の悲しみを知らずに思う存分学び、育ちました。そして人民軍に入隊し、中隊芸術公演と軍勤務者祭典に参加して芸術の才能を伸ばし、その後は希望の作曲家になりました。私は歌いたいと思いました。我が子を思う母親のように手を取って導いてくれる朝鮮労働党の愛と信頼を声高らかに歌い上げたいと思いました。それで労働党を歌った作品の創作に精魂を込めました。

「私をはぐくんだ党の懐よ」、「ありがたきわが党」、「ただわが党を慕い」、「朝鮮労働党の名を呼べば」、「あ、党はわれらの母」…

国は未熟な私の作品を高く評価し、舞踊組曲「季節の歌」と金日成賞受賞作品の大マスゲーム・芸術公演「アリラン」の創作にも参加させました。小さい成果も高く評価して押したて、さらなる信頼と勇気を与えて立派な音楽の創作へと導いた有難い朝鮮労働党、その許で私は100曲余りの歌を作り、人民芸術家の称号を受け、70歳を越した今も生き甲斐ある日々を送っています。

私は一生を通して朝鮮労働党は真に母なる党であることを肌で感じました。私の人生は母なる労働党の許で花咲いた幸せの人生なのです。私はその愛と信頼を胸に、労働党を歌う人民の音楽家としてすべてを尽くします」