歌に込められた信念

歌に込められた信念

カン・ソンヒ（カン・ソニ）：無限の生命力があり、1世紀が過ぎた今尚、朝鮮人民の間に広く歌われる1篇の歌があります。

南山に茂る青松が
雪霜に打たれて千辛万苦舐め
陽春を迎えて蘇るを
友よ、君知るや

敬愛する金正恩総書記の曽祖父で不屈の革命家である金亨稷先生が、チュチェ7年（1918）に作った『南山の青い松*1』という歌です

1894年7月10日、万景台に生まれた金亨稷先生は、国無き民の悲しみを骨身に沁みるほど痛感しながら成長しました。日本帝国主義者は1905年、朝鮮を植民地にしました。積もるばかりの人民の不幸と日増しに横暴になる日帝の弾圧行為を目の当たりにした先生は、早くから国の解放の為に身を捧げる覚悟をしていました。

中学時代から大衆の中で反日宣伝をして来た先生は積極的な闘い目指して職業革命家になりました。先生は愛国的な教育活動に携わる一方、多くの地方に出て志を共にする人達を糾合し広範な大衆の啓蒙に尽力しました。そしてチュチェ6年（1917）3月、朝鮮民族皆が一致団結して朝鮮人民の自力で国を独立し、真の文明国家を建てるのが目的の朝鮮国民会を結成しました。

組織が活発に動き反日運動が積極的に繰り広げられるや、極度の不安を感じた日帝は朝鮮人民の反日闘争を悪辣に弾圧しました。朝鮮国民会の活動を精力的に指導していた金亨稷先生は獄中生活を強いられました。日帝の想像を絶する野蛮な拷問の中でも先生の革命の〓〓〓は強くなりました。

出獄後、衰弱した体を回復させる間も無く革命活動を展開していた先生は、闘いの舞台を移す為故郷の万景台を離れる際、必勝の信念と不屈の意志を『南山の青い松』という歌に託しました。

この身闘いに倒れても代を継ぎ闘って
麗し山河に陽春を迎え、独立万歳を
朝鮮よ、いざ叫ばん

雪に埋もれても青さを失わない松のように、革命の為に一生を強く生きて来た金亨稷先生 。

革命を代を継いで行うべきだという先生の意志は、朝鮮人民が代々引き継ぐべき尊い精神の富となっています。