標識碑でなく大記念碑を

標識碑でなく大記念碑を

朝鮮北部のペクトゥ山地区に、偉大な金日成主席の抗日革命闘争の時の不滅の業績が秘められている革命戦跡地があります。

チュチェ57（1968）年7月、偉大な金正日総書記は抗日革命家たちと共にリャンガン道*1内の革命戦跡地と革命史跡地を見て回りました。当時まで、サムジヨン地区*2の革命戦跡地は無人地帯も同じでした。総書記の目に映る数多くの秘密のベースキャンプと戦場の址は、数十年間、風雨にさらされ、次第に消え去っていました。

チョン峰とコンチャン、ペゲ峰とサムジヨンも、草木が茂り、落ち葉が積もって、かすかに残っていた小道や宿営の址、井戸の址は直ぐ見つけられないほど埋もれていました。後10年くらい経つなら、跡形もなく消えてしまうほどでした。

一行の中のある抗日革命家は、寂しい気持ちを抑えきれず、サムジヨンに来た感想を尋ねる総書記に、ここに貴い革命史跡が秘められているという小さい標識碑でも立てればと言って、言葉を継げませんでした。総書記は、最後まで言えなかった抗日革命家の話が胸を抉るようで、視線を上げて太古の密林を長いこと眺めました。

総書記は心の中で、サムジヨンを革命伝統教育の大殿堂に造る大構想を温めていました。総書記は、サムジヨンはなじみのところです、サムジヨンの湖畔には金日成主席に導かれて祖国に進軍した抗日革命家の足跡が印されているので、ここには標識碑でなく、壮大な記念碑を立てなければなりません、と言いました。

こうして、サムジヨン地区には、偉大な金日成主席の不滅の革命業績を末永く伝える大記念碑が立てられました。

（偉人伝）