柳の街にまつわる話

柳の街にまつわる話

平壌は昔から柳が多い事でリュギョン*1、柳京と呼ばれて来ました。それでリュギョンという名で呼ばれる所も多くあります。ヘルスセンターのリュギョンウォン*2、リュギョン歯科病院、リュギョン眼科総合病院、リュギョン・キムチ工場、リュギョン茸栽培工場等々。

風光明媚な普通川*3の辺には柳の街があります。この柳の街にまつわる話は半世紀も前の事です。1950年から1953年までの3年間の祖国解放戦争が終わった直後の事です。復興建設と共に平壌の至る所に街路樹も多く植えられました。

或る日、偉大な金日成主席は1人の年寄りから手紙を受け取りました。「昔から平壌はリュギョンと呼ばれて来たが、どうして街路樹に柳を植えず他の木を植えるのですか？」という文面でした。手紙を読んだ主席は自責の念で何日も安らかに眠れませんでした。朝鮮労働党中央委員会は平壌に柳を多く植える事を協議し、主席は例の年寄りに『平壌に柳の街を造る』との直筆の返書を送りました。

こうして植えられた柳の木が大きく育った時、都市経営部門から柳が街路樹には適していないとの意見が出ました。その事を知った主席は、「柳が管理に手間が掛かり街路樹に適していないといっても、人民が望んで植えた物だから切ってはいけない。人民が望み、人民が良いと言うなら皆良い物だ」と言いましt。

平壌の柳の木は今も青々と生い茂っています。

（フィーチャー）