朝鮮式の抗癌剤の開発

朝鮮式の抗癌剤の開発

最近、医学科学院の腫瘍研究所で、朝鮮式の治療方法による癌の予防と治療で成果を収めています。

腫瘍研究所所長の博士、助教授オ・ヨンソクさんのお話です。

「研究所では、不治の病となっている癌の診断と治療を世界レベルに引き上げるための研究で少なからぬ成果を収めました。癌の早期診断と治療のための全国的な癌患者の登録と管理システムを構築し、それに基づいてオペと抗癌剤のコリョ薬による治療、免疫治療の方法を高い水準で完成しました」

研究所の人たちは、自分の力と技術、国内の資源で朝鮮人民の体質に合う効能の高い抗癌剤を開発するための研究を間断なく行なってきました。その過程に、朝鮮式の癌の再発、転移の予防薬を高い水準で開発して臨床に受け入れました。

癌細胞膜から分離した癌抗原に免疫添加剤を入れて開発したこの予防薬は、免疫細胞が癌抗原を認識して癌細胞だけを取り除く世界的にも注目される免疫治療薬です。この予防薬は、抗癌剤を注入された人に一般的に現れる脱毛と心臓血管系統、消化器系統の障害などの副作用がほとんど無く、治療の効果が認められています。

癌が転移して何ヶ月か、1年しか生きられないという診断を受けた人たちが、この治療方法によって健康と活力を取り戻しています。研究所の人たちは、朝鮮に多いコリョ薬の材料で高い技術を要する分子標的薬であるクララの抗癌注射薬も開発しました。

胃癌を始め様々な癌の予防と治療に用いられるクララの抗癌注射薬の効能についての研究論文は、何年か前、欧州で行なわれた国際科学討論会で高く評価されました。最近は、クララの抗癌注射薬に比べ、治療範囲が広く、治療効果も大、使用に便利なタラの抗癌丸薬も開発しました。

研究所の人たちは、今の抗癌剤の利用範囲を拡大するとともに、効能の高い新たな抗癌剤を開発するために励んでいます。