朝鮮労働党―冬の日に

朝鮮労働党の導きの下　冬の日に

偉大な金正日総書記は愛情と信頼を寄せて人民を導き、偉勲の創造者に育てた優しい恩師、人民の父でした。それについて伝える話があります。

チュチェ87（1998）年、冬のことです。金正日総書記は、ある企業を現地指導する、と言いました。その時、幹部たちは、その企業の生産が思わしくないことを話しました。しかし、総書記は多くのところを現地指導する中でもその企業のことを忘れていませんでした。

総書記は、かたわものほど可愛いという言葉もある、きっと行ってみると言って、雪のふる道を走りました。意外に総書記を迎えた企業の人たちは、呵責の念で顔を上げることが出来ませんでした。総書記は、そういう企業の人たちと連れ立って生産現場から訪れました。

現場には、自動ラインがありました。ここの労働者たちが自力で作ったものでした。総書記は、ここに輸入品が一つもないとは、見てごらん、すべて自力更生の精神で作ったものだよ、一から十まですべてがわれわれの物だということがよい、と言って明るく笑いました。

この時、一人が計画を完遂できず、大きな罪を犯したと言いました。すると、総書記は、これからよくすればそれまでだ、と励ましました。その言葉、ありがたいその恩情に鋼鉄企業の人みなの胸が熱くなりました。みなが総書記に抱きつき、声を出してむせび泣きました。

総書記は、止めて、たくましい労働者も泣くのか、これから私が責任を持って、資材をはじめ懸案を解決してあげるから生産に励むように、と言いました。この日、総書記は、企業の労働者に対する深い信頼を寄せて、労働者と共に記念写真も撮りました。

企業の労働者たちは、雪のふる日に訪れて深い信頼を寄せ、力と勇気を与える総書記への感謝の念を禁じえず、総書記のためにすべてを尽くす決意を固めました。

その後、企業の労働者たちは、困難を乗り越え、生産計画を達成しました。