朝鮮の豊かな水産資源

朝鮮の豊かな水産資源

アジア大陸の東にある朝鮮は東、西、南の3面が海に囲まれています。海岸線が長く曲がりくねったところが多いので、周辺には島が多く、海の動植物の棲息にとても有利な環境を持っています。

海岸線が複雑で大小の湾と島が多い朝鮮西海ではプランクトンが大量に棲息しています。それで西海には春から秋にかけて、産卵期の暖流系統の魚が多く留まっています。

西海にはハマグリ、しらえび、あおがい、かきなど様々な貝類とがざみ、あしはらがに、なまこが多く棲息しています。特に、ここは昆布とのりが多いことでも有名です。

亜熱帯に属する朝鮮南海は水の温度が高い水域なので魚類が多様です。南海には、さばとあじ、まだい、さめ、ぶりなど暖流系統の魚が多く、東海と西海で棲息する魚も見られます。南海岸にはわかめとのりをはじめ海草とかき、あさり、ハマグリ、あおがい、あわびなど貝類が棲息しています。

太平洋に面した朝鮮東海は共和国周辺海域では水産資源が一番多様で豊かなところです。東海には600種以上の魚類が棲息しています。春から夏にかけて、カタクチイワシ、さば、さんま、イカなどが、秋から冬にかけて、はたはた、にしん、たら、ほっけ、かれいなどがやってきます。

年中、魚が棲息するところなので多くの漁船が魚取りをしています。東海岸にはイガイ、ハマグリ、ほたてがい、たこ、なまこ、のり、わかめ、昆布などが棲息しています。

このように3面が海に囲まれている朝鮮は水産資源が豊かな国です。