朝鮮の声郵便箱200830

「朝鮮の声」郵便箱 2020.08.30

カン・ソンヒ（カン・ソニ）：「朝鮮の声」放送へようこそ。

シン・ヨンイル：「朝鮮の声」放送へようこそ。

カン・ソンヒ：8月に入って朝鮮の各地が集中豪雨に見舞われ多大な被害がありました。日本でも水害を被った所が多いと聞いていますが、リスナーの皆さんは如何ですか？

シン・ヨンイル：そうですね。日本のリスナーの皆さん、くれぐれもお体にはお気をつけ下さい。そして水害に見舞われた方々は1日も早く被害から立ち直るよう、心からお見舞い申し上げる次第です。

一刻も早い復興を願っております

カン・ソンヒ：さて、埼玉県のさかいせいたさん、さかいせいたさんからファックスが届きました。さかいさんは、こうお書きになっています。

「『朝鮮の声』放送の皆様、こんにちは。先ず遅れまして申し訳ございませんが、朝鮮で起きた集中豪雨を心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復興を願っております」

シン・ヨンイル：朝鮮の自然災害のニュースに接した他のリスナーの皆さんも、さかいせいたさんと同じ気持ちだろうと思っております。朝鮮人民が被った自然災害を我が事のように気遣って下さる事に感謝する次第です。

カン・ソンヒ：では、災害から立ち直る為に奮闘している朝鮮人民についてご紹介しましょう。今年の夏、朝鮮では集中豪雨等多くの雨量が記録されました。特に8月に入り何日続きの強風と暴雨により莫大な災害を被りました。今月中旬まで全国的に39000ヘクタールの農作物が被害を被り、住宅だけでも16000戸と600棟余りの公共施設が破壊、または冠水しました。更に多くの道路と橋、線路が決壊し発電所のダムが崩壊する等、人民経済各部門で多大な被害がありました。江原道の内陸地帯と黄海北道をはじめ大きな被害を被った地域では、住民が安全地帯に疎開しました。

シン・ヨンイル：豪雨の予報が伝えられる度に労働党と共和国政府は、直ちに自然災害を最小化する為の正しい措置を執りました。この8月13日、総力を結集して水害を1日も早く無くし住民に安定した生活を保障する事を協議し決定する、朝鮮労働党中央委員会第7期第16回政治局会議が開かれました。政治局会議で被害状況について通報した敬愛する最高指導者金正恩委員長は、「朝鮮労働党が被災民の事に全責任を負うべきで、被災民と共に苦労し、また被災民の苦労を減らしてやる為その傍にもっと近づくべきだ」とし、世界の保健医療の危機に対応する為の防疫で隘路と難関は多々あるが、自然災害を無くす為の全ての措置を迅速に講じるべきで、各党組織と政権機関がその役割りを十二分に果たす事について強調しました。

カン・ソンヒ：またこの機会に乗じて被災地を、そこの住民の要請と志向・発展する時代に即して一新し、これから二度と自然災害を受けられないよう*1質的に建ててやることに触れました。そして「人民の不幸と苦痛を常に自分のものと見做して、それを癒し守ってあげる事により、人民に恥らう事が無いように労働党が聖なる義務を全うしよう」と重ねて呼びかけました。

シン・ヨンイル：金正恩委員長は軍隊と人民の団結と協力で10月10日まで水害復旧を基本的に終え、罹災民を安住させる為の当面の課題が盛り込まれた党中央委員会政治局の決定と党中央委員会、党中央軍事委員会、国務委員会の共同命令を示達する事を提案しました。金正恩委員長の心からのアピールと提案は会議の参加者の絶大な賛同を得て、人民皆の胸を強く打ちました。今、被災地へと国中の人々の思いが馳せています。国中の力が集中されています。

カン・ソンヒ：さかいせいたさんはファックスで、こう続けています。

「日本では夏が訪れ気温が上がりつつありますが、朝鮮では如何でしょうか？　また受信常態も良くなっています。この所、11865kHzではどの時間でも“SINPO 55555”の日が殆どです」

シン・ヨンイル：さかいせいたさんは朝鮮の夏の気温についてお聞きになりましたね。今年はここ数年来見られなかった多くの雨が降って、これといって高温現象はありませんでしたがとても湿気の多い夏でした。晴れた日も蒸し暑く湿っていましたので、とても凌ぎ辛い日々でした。三伏が過ぎるとやや涼しい風が吹きましたが、真昼はとても暑いでした。蝉時雨が静まると今度はトンボが、ことせわしく飛び交うでしょう。またその後を次いで野原にはバッタが旺盛になるでしょう。そうすれば収穫の季節、云わば秋です。という事で夏はもう過ぎたも同じです。

カン・ソンヒ：暑さの中、日増しに危険な様相を帯びているパンデミックの悪性ウイルスにも対処しなければならなかったのですから、今年の夏の皆さんの苦労というのも推し量れるという事です。そうした中でも放送をご愛聴なさり、色々な情報と共に受信報告をお送りになった皆さんの気苦労と慰めの思いは、スタッフにとって大きな力となりました。

シン・ヨンイル：朝鮮人民は、さかいせいたさんをはじめリスナーの皆さんの激励に力付けられて災害復旧を更に早める事でしょう。遠からず前より立派に建てられた被災地の住民の幸せそうな笑い声を聞く事になるでしょう。

カン・ソンヒ：では、さかいせいたさんのファックスの内容は、この次のコーナーに続けてご紹介する事にしましょう。では今日はこの辺で。リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。

（「朝鮮の声」郵便箱）