「朝鮮の声」郵便箱 2020.04.05呉英淑(オ・ヨンスク):「朝鮮の声」放送へようこそ。 シン・ヨンイル:「朝鮮の声」放送へようこそ。 呉英淑:この頃の平壌は春の陽気が漂い、新芽が吹き出しているのがはっきりと分かる季節となりましたが、皆さんの地方では如何ですか? シン・ヨンイル:そうですね。でも風が強いのは春特有のものと言えましょうか。 呉英淑:さて、新型コロナウイルスが急速に流行して世界中が大きな脅威に曝されている中でも、「朝鮮の声」放送のリスナーの皆さんは放送を熱心にお聴きになりファックスをお送りになっていますね。 シン・ヨンイル:はい。文通の遣り取りは中断されたものの、親しい友人の皆さんは受信常態等をファックス*1を通じて引き続きお送りになっているわけですね。 呉英淑:そういう事です。鹿児島県の愛聴者であるなかはらしょうたさん、なかはらしょうたさんから先日ファックスが届きましたが、ファックスにはこう書いておられました。
シン・ヨンイル:なかはらさんは忙しい作業時間や夜、放送を聴取出来ない場合は車の中でも必ず放送を聴いていると書いておられました。そして、こう続けました。
呉英淑:熱い思い遣りが感じられる、なかはらさんからのファックスでした。最初、新型コロナウイルスの流行を防ぐ為の措置が執られ、文通の遣り取りが出来ないので色々と懸念される事もありました。リスナーの皆さんからの受信報告はどのように受け取り、また受信状態はどうなのか、もしやファックスやEメールで放送へのご意見・ご要望、また他の生活情報を送って下さればありがたいのに、と思った事もありました。 シン・ヨンイル:その思いは的を射たと言えますね。頼もしい友人、親しい道連れである「朝鮮の声」放送のリスナーの皆さんは、文通が出来ないからと腕をこまねいてはいませんでした。多くのリスナーの皆さんがファックスを通じて、受信報告と共に受信状態やご意見・ご要望等をお送りになりました。なかはらさん、ご安心出来るようファックスをお送り下さり、どうもありがとうございます。 呉英淑:朝鮮と日本との国交が無いのでコミュニケーションが取りにくく、またスタッフがリスナーの皆さんの健康を案じるだろうという思いでファックスをお送りになったでしょうから、その熱い思いに感心するばかりです。なかはらさんのようなリスナーの皆さんがいて、近くて遠い国でなく近くて親しい国に、という両国人民の願いが実現するその日は必ず来るものと確信しています。 シン・ヨンイル:なかはらさんは平壌から日本人のリスナーへ情報を伝えてくれるよう要望なさいましたが、スタッフの皆が情報発信に一生懸命取り組んでいますので、ご安心下さい。 呉英淑:皆さんもご存知の事と思いますが、新型コロナウイルスの現況についてちょっとお話したいと思います。昨年12月、中国の湖北省武漢市で発生しアジア地域と周辺諸国に流行した新型コロナウイルスは、1~2ヶ月の間に欧州諸国で更に勢いを増しています。最初イタリアで発生した新型コロナが欧州の全ての国に流行り、この頃由々しい結果を生んでいます。中国より何倍も多い人達が命を失っています。新型コロナの防備策をすぐ徹底的に立てなかった為、事態は深刻な局面を迎えたわけです。今、アフリカ諸国にも急激に広まり、アメリカ等米州地域でも多くの人命が奪われています。世界の殆どの国々に新型コロナウイルスが流行っています。 シン・ヨンイル:この由々しい事態を一日も早く解消する為の突破口が見えないのは、最大の難問だといえます。未だワクチンも開発されておらずウイルスに対処する薬品も無い有様です。こうした状況下で皆が新型コロナウイルスの完璧な防備の為の全ての措置を厳しく守り、片時も気を緩めず免疫強化の為の体力鍛錬に励むべきでしょう。 呉英淑:皆さん、健康な体で仕事に励み楽しい生活を築いて行きましょう。ファックスをお送りになったなかはらしょうたさんに改めてお礼を申し上げます。リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。 (「朝鮮の声」郵便箱) 2020.04.03 サイト音声の聞き書き、2020.04.05 短波ラジオで放送
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