「朝鮮の声」郵便箱 2019.11.17呉英淑(オ・ヨンスク):「朝鮮の声」放送へようこそ。 シン・ヨンイル:「朝鮮の声」放送へようこそ。 呉英淑:平壌は深まる秋を感じさせるこの頃ですが、皆さんの地方では如何ですか? シン・ヨンイル:そうですね。朝の気温は氷点下に下がる時もありますからね。風も吹いて今まで黄色いままだったメインストリートのイチョウも、あっという間に散ってしまいましたね。 呉英淑:この頃、朝鮮の音楽に深い関心をお持ちのリスナーが増えていますね。 シン・ヨンイル:はい。宮城県のちだこうせいさん、ちだこうせいさんは久し振りのお便りで、台風によって朝鮮人民が被った被害についての見舞いと共に、こうしたためております。
呉英淑:ちだこうせいさんのお考えには全く同感です。関係を結ぶには先ず相手を十分理解するのが大事ですね。この頃日本の多くのリスナーの皆さんが朝鮮の音楽に耳を傾けています。朝鮮の音楽についての深い知識を持っていつも聴取する方もいれば、朝鮮の音楽を自分で演奏して人気が上がる方もおられます。人間の思想と感情、求めるもの、目指すもの、願っているもの、また人間の生活を幅広くビビッドに表す事で、音楽を『人間学』とも言います。 シン・ヨンイル:そうですね。リスナーの皆さんが朝鮮の音楽がお好きなのは、音楽に込められた朝鮮人民の感情と要求、生活に共感しての事でしょう。隣同士仲良く暮らそうというのは人間生活の初歩の要求です。反目し嫉視したり排斥したりするのでなく、心が通える部分を見つけ出して奨励する事、これが関係改善の第一義的な要求だと思います。 呉英淑:東京都のあらきともひささん、あらきともひささんは10月20日付の受信報告と共に、随分肌寒くなった東京の天気と先日の台風でご自分の家は無事だったが日本の中部で大きな被害が出ている事に触れ、こう続けました
シン・ヨンイル:音楽を通じて朝鮮を理解し、朝鮮人民の生活を知りたがるリスナーの皆さんが増えているのを嬉しく思っています。 呉英淑:埼玉県のさかいせいたさん、さかいせいたさんも10月19日付の受信報告と共に音楽のリクエストをお送りになりましたが、スタッフの皆が嬉しい気持ちで拝見しました。お便りの内容を読んでみましょう。
シン・ヨンイル:あらきともひささんが放送で流して欲しいと仰った『銀翼』と『わたしたちは農場の主人』、この2曲は国の空を固く守っているパイロット達と国の大地を実り豊かなものにつくっている農場員の愛国心を高らかに歌い上げている事で、朝鮮人民誰もが好んでいます。 呉英淑:さかいせいたさんがお気に入りの歌だと仰った『進む社会主義』と『あなたがいなければ祖国もない』、『おまちしていました』も朝鮮人民誰もが好んでいる歌です。このように朝鮮人民とリスナーの皆さんの心は歌で結ばれています。 シン・ヨンイル:いつも人々の生活に力と美しい情緒を足してくれるのが、この音楽です。これからも心と心の触れ合いの場、この『お望み音楽』の時間を通じて皆さんとの友好を深めて参りたいと思っています。 呉英淑:嬉しいお便りでスタッフを励まして下さったちだこうせいさんと、素晴らしい音楽をリクエストなさったあらきともひささん、さかいせいたさんに改めてお礼を申し上げます。 シン・ヨンイル:リスナーの皆さん、お知りになりたい、お聴きになりたい音楽がありましたら忌憚無くご要望なさって下さい。喜んで受け入れる事でしょう。 呉英淑:ではリスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。 (「朝鮮の声」郵便箱) 2019.11.15 サイト音声の聞き書き、2019.11.17 短波ラジオで放送
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