朝鮮の声郵便箱191006

「朝鮮の声」郵便箱 2019.10.16

手紙の紹介及びリクエストの回答

カン・ソンヒ：「朝鮮の声」放送へようこそ。

シン・ヨンイル：「朝鮮の声」放送へようこそ。

カン・ソンヒ：平壌は先日から昼の天気が初夏を思わせるほど暖かい日が続きましたが、皆さんの地方では如何ですか？

シン・ヨンイル：そうですね。1日と2日の最高気温は28度まで上がりましたからね。

カン・ソンヒ：さてこの頃も、リスナーの方々からお手紙が相次いで届いていますが、その中には朝鮮についてより多くの事が知りたいという方々も居られます。千葉県のもりもとまさきさん、もりもとまさきさんもその一人ですが、今回のお手紙でもりもとさんは、「私の住む日本国と朝鮮民主主義人民共和国との間に国交は現在ありませんが、国民の方々は私の住む日本国についてどのようなイメージを持っているのでしょうか？　これが私的にはとても気になります。そして朝鮮民主主義人民共和国ではどのような食事を、朝・昼・夜の三食の内摂るのでしょうか？　続いての質問となりますが朝鮮民主主義人民共和国にはお祭りというものはあるのでしょうか？」とお書きになりました。

シン・ヨンイル：では、もりもとまさきさんの質問にお答えして、日本についての朝鮮人民の見解や朝鮮のお祭りについてお話しましょう。先ず朝鮮人民の日本についてのイメージです。

朝鮮人民の日本についてのイメージ

カン・ソンヒ：はい。『近くて遠い国』、一言で言えばそうですね。過去、日本は40年以上も朝鮮を占領し、中世そのものの野蛮な支配を実施し朝鮮の言語と文字、朝鮮人の名前と苗字まで無くそうとしましたし、数百万人の朝鮮人民を戦争の弾除け・労働奴隷・性奴隷にしてこき扱い無残に殺しました。

シン・ヨンイル：日本の敗北から70年余りの歳月が流れましたが、日本は朝鮮人民に犯した罪についての謝罪と賠償を行うどころか敵視政策を引き続き追求しています。

カン・ソンヒ：このような日本を誰が好ましく思うでしょうか？　正義と真理を重んじ心ある日本の「朝鮮の声」放送のリスナーの方々をはじめ各階層の人々、世界の進歩的人民は日本が過去清算に真面目に臨む事を求めています。

シン・ヨンイル：親しい隣人として仲良く暮らそうというのは人間生活の初歩の要求です。日本が過去の罪を清算し謝罪と賠償を行う時初めて『近くて近い国』になれ、真の意味での友好が為されるでしょう。

朝鮮のお祭り

カン・ソンヒ：もりもとまさきさんは朝鮮のお祭りについてもお知りになりたいと仰いましたが、今度はそれについてお答えしましょう。朝鮮にはお祭りが沢山あります。朝鮮人民が祝うお祭りは大きく3つに分けられますが、具体的に言いますと国レベルのお祭りと古くから伝えられる伝統のお祭り、そして国際的に記念するお祭り等でしょうか。

シン・ヨンイル：そうですね。朝鮮人民は毎年、偉大な金日成主席の生誕日である4月15日の太陽節と、偉大な金正日総書記の誕生日である2月16日の光明星節を民族一番の祝日、お祭り事として盛大に記念しています。

カン・ソンヒ：太陽節と光明星節に際して朝鮮はもちろん各国でも多彩な政治・文化の催しが行われていますね。

シン・ヨンイル：はい。そして朝鮮人民軍創建記念日の2月8日、国の解放の日の8月15日、朝鮮民主主義人民共和国創建日の9月9日、朝鮮労働党創立記念日の10月10日、祖国解放戦争勝利記念日の7月27日、憲法制定日の12月27日等も、朝鮮人民が毎年記念する国レベルのお祭りです。

カン・ソンヒ：伝統のお祭りとしては、正月、旧正月、チョンウォルテボルム（これは小正月の事です）、そしてチュソク（これは中秋の事です）、このようなお祭りがありますが、この日に朝鮮人民は伝統料理を作ったり伝統の遊びを楽しんだり、チュソクの日には祖先のお墓参りをしたりします。

シン・ヨンイル：国際的に記念するお祭りとしては、メーデー、世界の子供の日である6月1日、国際婦人デーである3月8日等があります。この日に芸術公演が披露され多彩なスポーツ競技が行われます。

カン・ソンヒ：只今まで、もりもとまさきさんがお知りになりたいと仰った日本についての朝鮮人民の見解と朝鮮のお祭りについてお話しました。

シン・ヨンイル：朝鮮人民が一日三食にどんな食事を摂るか、またどんなおかずを好むかという事については次の時間に続けてお話しようと思っています。

カン・ソンヒ：では今日はこの辺で。リスナーの皆さん、次のこの時間にまたお会いしましょう。