有能な演奏家、立派な教師

有能な演奏家、立派な教師

キムウォンギュン・ピョンヤン音楽大学*1の洋楽器楽学部にチェ・ヒャンギルという教師がいます。30数年間の俳優暦のあるキャリアウーマン、功労俳優の称号も受けています。

チェさんは、マンスデ芸術団の功労女性器楽重奏組など、国の主な芸術団体で才能を遺憾なく発揮した有能な演奏家でした。国内公演だけでなく、多くの海外ツアーにも参加して、朝鮮の音楽芸術の発展ぶりを世界に誇り示し、その功労が買われて何度も国家叙勲の栄誉を担い、名誉称号も授かりました。

チェさんは、華やかな舞台生活で人生を締めくくることもできました。しかし、チェさんは国の音楽芸術の卵を育てる甲斐ある仕事に身を捧げることを決心しました。それでチュチェ103（2014）年からキムウォンギュン・ピョンヤン音楽大学で教鞭を取りました。

チェさんは教育者の資質を高めるため、また学生を立派な演奏家に育てるため思索を重ね、努力しました。その過程にハープ協奏曲「願いは一つ」を始め、多くの教材用の楽曲を編み出し、100あまりの電子実技マニュアルを作成しました。チェさんの門下生が今は国務委員会演奏団と国立交響楽団など国の主な芸術団体で活躍しています。

チェさんの教師暦は長くありませんが、大学が自慢する模範教授者となっています。今もチェさんは、さらなる目標を掲げて、教育に情熱の限りを尽くしています。巨木を支える根になること、これがチェさんのモットーです。

チェ・ヒャンギルさんのお話を聞いてみましょう。

「教育は良心、愛国、献身そのものだと思います。私はこれからも学生を立派な芸術家に育てるため全てを尽くすつもりです」

（文化―芸術、スポーツ）