日本の無謀な軍事的動き

日本の無謀な軍事的動き

先日、航空自衛隊が戦略爆撃機B-1等と共に沖縄周辺の上空で共同訓練を繰り広げました。アメリカ本土の爆撃機が投入された日米共同訓練は今年に入って最早2回目になります。

この2月には米軍の核戦略爆撃機B-52と航空自衛隊戦闘機を含む50数機が、朝鮮と中国をターゲットにした史上最大規模の共同訓練を行いました。これは地域の情勢を由々しく脅かす事でアメリカの覇権主義政策に便乗して、軍事大国化と再侵略の野望を果たそうとの日本の軍国化の集中的な表われです。

既に報じられたように日本は沖縄県の宮古島をはじめ海外侵略の有利な拠点に武力を増強しており、列島の空と陸地・海で各種軍事訓練を頻繁に強行する等ただならない動きを見せています。日本の反動勢力の侵略の野望は地域の範囲に留まるものではありません。

今、日本の反動勢力は「自衛隊が米軍と戦う戦友となった」と喧伝し過去の大東亜共栄圏の範囲を遥かに越える世界の任意の地域、更には宇宙にまで軍事的侵略の魔手を伸ばしています。

20世紀に広大なアジア大陸を踏み躙った血生臭い侵略国・戦犯国として交戦権と参戦権はもとより正規軍も保有出来なくなった日本が、今や世界で5番目に入る巨大な軍事的実態（実体）となりました。海上武力だけを観ましても艦船の排水トンは世界の前列に入り、新鋭戦闘艦と潜水艦、砕氷船、各種海上飛行武力も数え切れないほどです。

フランスの国際関係及び戦略研究所は、「日本が大洋及び北極海での作戦システムまで保有した完全な能力を持っており、こうした攻撃能力の強化は日本の防衛の形態変化を示唆している。作戦能力を高める為の自衛隊の活動は憲法に反する行為だが、不法な軍事行動も躊躇わずに強行されている」と指摘しました。

今、世界は、上司の庇護の下戦犯国の全ての制約から脱している日本の軍事的動きを鋭く注視しています。

（時事評論）