斬新な着想

斬新な着想

この6月の2月16日科学技術賞の授与式で、2019年国家最優秀科学者、技術者が選ばれました。金日成総合大学情報科学部の講座長であるチェ・チュンファさんもその1人です。斬新な着想で、映画の編集のIT化の実現に大きく貢献しました。

チェさんのお話です。

「研究チームはこの度、一般的な映画の編集道具にない機能を追加する方法でITシステムを構築しました。こうして、映画の編集を速やかに、正確にすることができました」

世界的に、映画の編集は高価な専用設備によって行われているといいます。しかし、チェさんはその伝統的な方法を使いませんでした。先端技術に基づく新しい方法で総合的な映画編集工程システムを確立する斬新な着想をしました。

そして、その着想を研究に移し、講座の教員たちと共に、重要な編集機能を持つプログラムの開発に熱を入れました。数学的模型化の手法で、映画の編集中に見られるいろいろな現象の本質を突き止め、それに基づいて必要な機能を正確に果たせるプログラムの開発に拍車をかけました。

国の映画の編集技術を世界的なレベルに引き上げようとのひた向きな努力によって、色々な重要な機能を持つハイレベルのプログラムが開発され、映画を速やかに、正確に編集することが科学的に裏打ちされました。

チェさんはこう続けています。

「私は、AI技術を利用して視覚的効果を上げる方向で研究を深め、現実に導入しようとしています」

斬新な着想を出した女性の博士のチェさんは、未知の分野となっている新しい学問の研究に全身全霊を打ち込んでいます。

（今日の朝鮮）