才能の芽を育む

才能の芽を育む

ピョンヤンの壮麗なリョミョン通り*1を過ぎると、メルヘンの中の絵を思わせる建物が目に付きます。塀に子犬や子牛、子山羊など可愛い動物の絵で装飾を施して、大人たちも童心に返らせるこの家は、テソン区域*2リョミョン幼稚園*3です。

鉄棒やブランコを始め運動機器や遊具が取り付けられているグラウンドには、子供たちが倒れても怪我しないようゴムマットが敷かれています。幼稚園の室内には、教育室、寝室、食事室、自然観察室、総合遊戯室、遊泳場、治療室など子供の教育に必要な全ての条件が十分揃っています。

子供たちは、国語や算数を面白く学び、就学前の教育を受けます。また、総合遊戯室と自然観察室は、子供たちの知能開発に大いに役立っています。

幼稚園の屋上には水耕温室もあって、子供たちに四季折々、新鮮な果物や野菜を食べさせています。このように素晴らしい条件と環境が保障されている幼稚園で、子供たちは美しい夢を育んでいます。

キム・ギョンラン園長のお話です。

「幼稚園では子供の才能を芽生えさせるため努めています。子供たちは幼稚園で勉強もし、書道やバイオリン、ピアノなども習って、芸術的才能を思う存分伸ばしています」

教養員の指導の下、子供たちの才能は目に見えて伸ばされ、幼稚園の自慢はたっぷりです。全国的な芸術祭典で特等と1等をしてピアノの神童と呼ばれるシン・ソンミさんと豆バイオリニストの自慢、全国的な書道祭典で優勝し、賞状を貰った豆書道家の自慢・・・

子供たちの夢も素晴らしいものです。

「私は名演奏家になります」
「私は熱心に勉強して、博士になります」

このように、幼稚園では将来の博士、芸術家、スポーツマンが数多く育っています。

教養員のハン・チョルシムさんのお話です。

「国の王様と呼ばれ、幸せに育つ子供たちのかわいい姿に、教養員の誇りを感じます。これから、子供の教育に一層励んで、国の立派な担い手に育てます」

園芸家が丹精して花を咲かせるように、根となり、元肥となって真心を尽くす教養員の努力があるので、才能のつぼみは膨らんでいます。

（今日の朝鮮）