才能の花咲く所

才能の花咲く所

悠々と流れるテドン川*1と絵のように美しいピョンヤンの景色が一目に眺められるチャンデチェと言う丘にピョンヤン学生少年宮殿があります。ピョンヤン学生少年宮殿は、子供たちの課外教育センターです。つまり知識と道徳、体育教育の総合的な学校というわけです。

市内の子供は誰でも各クラブで希望通り、才能を思う存分伸ばすことが出来ます。声楽クラブも子供に人気のある所です。希望によって誰でも入れます。

インストラクターのキム・ミョンスンさんにお話を伺いました。

「子供たちを愛し、国の明るい未来のため生涯を尽くした偉大な金日成主席は国が解放された後、子供たちの宮殿を建てるよう措置を取りました。その後、アメリカとの戦争で建設中の宮殿が破壊されましたが、主席は戦後、一番先にもっと大きく雄大な宮殿を建てるようあらゆる対策を講じました。それで、チュチェ52（1963）年9月30日、ピョンヤン学生少年宮殿が竣工しました」

あれから子供たちは深まるばかりの金日成主席と金正日総書記の恩愛の中、何一つ羨むことなく楽しいクラブ活動を送りました。今、ここの先生たちは子供の年齢とレベル、学年と学科の進み具合などを考慮に入れて集団教育や個人指導を合わせ、技量を高めるため新たな教授法を見つけ出しています。

「声楽クラブでは主体的な発声法を生徒たちに教えるため新たな教授法を探し出し、それを持って実技の指導に当たっています。天賦の素質があり、声楽を希望する様々な年齢の多くの子供たちが才能を思う存分伸ばしています」

自然な声、柔らかな声で歌うようみっちり指導する先生たちの努力によって、クラブ員の技量は著しく高まっています。学生少年部門で行われる全国ソロコンクールに入選する子供の数を見ても、声楽クラブの実態がよく分かります。

クラブを出た多くの生徒たちが功労国家合唱団とマンスデ芸術団、ピバダ歌劇団など貫禄ある芸術団体で名をはせています。人民に愛されるチェ・サムスクさんを初め多くの歌手がこのクラブ出身です。

クラブ員の話を聞いて見ましょう。キム・イェヨンさんです。

「私は歌が大好きです。小さい時から国中の人民に愛される歌手のお兄さん、お姉さんを見て歌手になる夢を抱きました。このクラブで５年間、多くのことを学びました。これからも歌の勉強を熱心にして人民に愛される歌手になるつもりです」