戦争の3年間と620人余りの英雄

戦争の3年間と620人余りの英雄

1950年から1953年までの朝鮮戦争のとき、偉大な金日成主席に導かれる朝鮮人民は比類のない犠牲精神と集団的英雄主義を発揮しました。

戦争3年間の1120数日の間に620人余りの英雄が輩出しました。その中には、偉大な祖国解放戦争の歴史に初の肉弾英雄として記録されたチャン・テファさんもいます。チャンさんは戦争が勃発した翌日の6月26日、ムンサンというところの北側にある64高地戦闘で敵軍のトーチカをわが身で塞いで部隊の突撃路を開きました。

対戦車手榴弾で二つのトーチカを破壊したチャンさんは、トーチカが再び現れると胸で塞ぎ、壮烈な最期を遂げました。享年22歳で、軍隊服務歴は僅か1年でした。

犠牲を顧みないチャンさんの偉勲について聞いた金日成主席は、チャン・テファさんは若年でも祖国がどんなに大事なのかよく知っていたので、貴い青春をためらうことなく捧げた、われわれは祖国のために青春を捧げたチャン・テファさんのような英雄の戦士たちを忘れてはならない、と熱く言いました。

チャンさんだけでない多くの人民軍勇士たちが比類のない英雄精神を発揮しました。その中には大胆で霊妙な活動で輝かしい偉勲を立てた偵察兵の英雄と手りゅう弾の束を抱えて敵軍の戦車に肉薄した看護士の英雄、前線への輸送を担当した自動車兵の英雄もいます。

そして、ウォルミ島の防御戦闘の時、数百隻の艦船と多くの飛行機を繰り出して襲い掛かる敵軍の攻撃を4門しかない対艦砲で3日間も退け、最高司令部の戦略的意図を実現するのに大いに寄与した対艦砲兵の英雄もいます。

英雄のみなは、勝利というのがどんなに高い代償を払わなければならないのか、祖国はどのように守らなければならないのかを実践で示したこの国の真の息子娘でした。

ピョンヤンにある祖国解放戦争勝利記念館の英雄ホールにはその偉勲の資料が展示されています。

敬愛する金正恩総書記は、偉大な祖国解放戦争はごくありふれた素朴な人たちが自分のものを守って、死も覚悟して出る時、どんな驚くべき奇跡が生まれるのかをはっきり示した戦争だったと言いました。

70数年前に戦勝世代が押し上げた国の栄光と栄誉を今の時代に相応しくさらに輝かせ、次の世代へとしっかり引き継がせるべき重大な歴史的責務がまさに新しい世代に負わされています。

1950年代の厳しい戦争の中に生まれた偉大な、また優れた特質を自分の遺伝性として持っているのは私たちの世代です。

金正恩総書記の許で英雄の人生は輝き、国を守った英雄の精神は今も引き継がれています。

（フィーチャー　勝利の7月27日）