恵まれた三つ子たち

恵まれた三つ子たち

共和国では三つ子が生まれると国が興る兆しだと言われています。三つ子の出生は一家庭に限らず、国中のよろこび事となっています。

共和国には整然とした三つ子の養育システムが立てられています。出生から育児院、幼稚園はもとより、小学校、中学校を出るまで健康の検診と管理がすべて国家負担で行われています。

三つ子と診断されれば妊婦は直ちに産科病院のピョンヤン産院に送られます。産院に入院して妊娠の維持と産後の健康管理に必要な最上の医療ケアを受け、各種の強壮剤と栄養食品などを無料で提供されています。

ピョンヤン産院で100番目の三つ子を産んだチャガン道*1マンポ市*2のチョン・ヨンファさんはこう話しています。

「ピョンヤン産院に入院したとき、私と胎児の健康のために有能な医療チームが組まれ、多くの高価な薬が投与されました。私は母のいる実家に来たような感じでした。三つ子が生まれたときは9人もの看護婦さんが最新設備の保育器の前で昼夜兼行で観察し、真心を尽くしてくれました」

三つ子は産院で最上の医療サービスを受け、退院してからも熱い思いやりの中に育ちます。検診及び健康管理システムによって科学的に、総合的に生命と健康が保護されます。4歳までは各道の育児院で担当の医者と保育員の保護の中に育ちます。

それから16歳まで担当医の定期的な検診を受け、養育補助金も保障されます。国では三つ子とその親に銀の飾り刀と金の指輪を贈り、各種の強壮剤と生活必需品、新しい住宅を提供して家族が幸せに暮らせるよう深い関心を向けています。

100番目の三つ子の父親であるムン・グァンサムさんのお話です。

「カネがものを言う資本主義社会では三つ子が生まれると家が滅びる兆したと言われているようですね。しかし、共和国の社会主義制度では国が興る兆しだと言ってこれほどまでに細やかに思ってくれるのですから、本当に感謝の気持ちをどう表してよいかわかりません」

ピョンアン北道*3サクチュ郡*4に住むリ・ミョンオクさんがピョンヤン産院開院以来初めての三つ子を産んでから今まで400組の三つ子が国中の祝福の中、産声をあげました。

国の特別な待遇と細やかな思いやりの中、三つ子、四つ子たちは国の担い手にすくすく育っています。