強い気概と意志が脈打つ信念の歌

強い気概と意志が脈打つ信念の歌

今お聞きになっているのは「ナム山の青い松」という歌です。朝鮮の反日民族解放運動の優れた指導者であるキム・ヒョンジク先生が作った歌です。キム・ヒョンジク先生はチュチェ7（1918）年の秋、出獄した後、国の解放の遠大な構想を練っていたときにこの歌を作りました。3番からなる歌詞は次のとおりです。

ナム山に茂る青松が
雪霜にうたれて
千辛万苦なめ
陽春をむかえてよみがえるを
友よ　君知るや

国の独立ならずんば
生きて甲斐なし
身が裂け砕けても
解放の道で屈せぬを
はらからよ信じたまえ

この身闘いに倒れても
代を継ぎ闘って
うるわし山河に
陽春を迎え　独立万歳を
朝鮮よ　いざ叫ばん

歌詞には国と民族の運命はいかなる外部勢力に頼ってでなく、朝鮮民族自らの力で切り開くべきだという民族自主の思想が込められています。また、人民の自由と解放のためには身が粉になることがあっても不死身のように屈することなく闘うという不屈の革命精神、代を継いで闘ってでも三千里の錦綾なすこの国に明るい世の中をもたらすという思想が歌われています。

キムウォンギュン音楽総合大学*1民族音楽研究所の研究者リ・ドンウクさんのお話です。

「この歌は特徴のあるひとつの楽節からなっています。節回しは敬虔でありながらも柔らかく、奥深さがあり、情熱的で楽観的な情緒で一貫されています。この歌はキム・ヒョンジク先生の不屈の革命的気概と気高い革命精神を深みがあり、切々とした旋律でリアルに表現していて、朝鮮人民の心に民族の強い気概を植えつけています」

「ナム山の青い松」、この歌は朝鮮人民の間で、不屈の意志と強い気概を持って国のための人生を歩むよう励ます信念の歌として広く歌われています。

では、功労国家合唱団の男声合唱でこの歌をお聞きください。