幹部たちを先ず滑らせなければ

幹部たちを先ず滑らせなければ

ピョンヤンにあるムンス遊泳場*1は市民に人気のあるレジャー施設です。ムンス遊泳場を人民の笑い声溢れるところに作るため敬愛する最高指導者金正恩委員長は何度もここを訪れ、労苦の限りを尽くしました。

ムンス遊泳場管理所の支配人、つまり責任者のリ・ソンウクさんはこう語ります。

「竣工を控えた2013年10月のある日、ここムンス遊泳場に一風変わった風景が広がりました。屋内と屋外の様々なプールを見て見事な造りだ、設計もよく建設者が施工もよくしたと再三評価した金正恩委員長は、16時から幹部たちにサービスすべきだと言いました。それで、国レベルの竣工式もしていないここで、幹部たちがサービスをうけることになりました。幹部たちは色々な滑り台に乗り、楽しい一時を過ごしました」

その時、またもや遊泳場を訪れた金正恩委員長は長いこと幹部たちの姿を見ました。滑り台の継ぎ目にこまごまと目をやっていた金正恩委員長は、滑り台の継ぎ目に注意して市民が絶対怪我をすることがないようにと言いました。そして、幹部たちに、市民が利用する際、怪我をしないよう継ぎ目をチェックするため今日このように幹部たちを先ず滑らせるのだと言いました。その時になって初めて幹部たちは、国レベルの竣工式の前に幹部たちにサービスするようにした金正恩委員長の意図が分かりました。

市民が利用する遊泳場の安全常態が気になって、1日に2回も訪れ、一風変わったサービスまで指示したのでした。市民の潤いのある文化生活のためなら満足を知らない金正恩委員長でした。数日後、ムンス遊泳場は竣工しました。

今、ここムンス遊泳場では四季を問わず市民の笑い声が満ち溢れています。

（今日の朝鮮）