小学校の教育の特性に合わせて

小学校の教育の特性に合わせて

自然と物事についての基礎的で原理的な知識を与える小学校の教育は学校教育の初の段階です。他の学校種と違って小学校の教育では集中力と学習意欲の弱い生徒たちを相手にする40分間のレッスンで、実効を最大限高めるのがポイントです。

ピョンヤンにあるテドンガン区域*1チョンリュ小学校*2では、生徒たちの年齢や心理に合う教授方法を編み出して授業に取り入れています。

教員のリャン・ヒョンスクさんのお話です。

「生徒たちの学科の実力を高め、多方面にわたって発達した生徒に育てるのは教員の資質に関わること大と思います」

この学校は、市で生徒の実力が高い方だそうです。これは、生徒皆を立派に育てようとの教員の献身的な努力と真心によってもたらされたものです。学校の教員たちは、生徒たちの心理的欲求を満たし、自らが思考し、探究して知識を会得できるよう、新しい教育方法についての研究を深めました。

―自然と生活は生徒たちにとっては、生きた知識の宝庫であり、色々な探究活動を行える実験室である―

このような観点をもって教員たちは、アイディアが湧き、充分発表できる能力を身につけさせる教育方法を絶えず模索し、探究しました。その過程に授業に遊戯的な科学を取り入れ、生徒たちが好奇心に駆られて多くの事を見て、聞いて、体験できるようにしました。

四次元知能組立遊戯機材とAI技術などを取り入れたこの教育方法は、普通教育部門に広く一般化しています。

リム・チャンホ校長のお話です。

「これからもアイディアと探究力が湧いて来るような新しい教育方法を引き続き編み出して、レッスンと課外クラブに取り入れ、生徒たちを実践・実技の能力が高い人材に育てるつもりです」

教育のしっかりした根になり、元肥になりたい教員たちの努力には満足というのがありません。

（文化―教育、保健医療）