小児科の実力者

小児科の実力者

痛みの表現力が足りなく、体の全ての機能が未熟な子供の治療は経験豊かな医師を求めています。ピョンヤンのポトンガン区域病院の小児科には、子供の病気の治療が上手で皆から尊敬される医師がいます。小児科のシン・ジェスン医長です。

消化不良で危篤状態の赤ちゃんはもちろん、原因不明の内科の疾病で苦労していた青少年もシンさんの治療をうけて完治したとのことです。その高い医術はおのずと身についたのではありません。

十数年前に、小児科の門をくぐったときは色々と難問にぶつかったシンさんでした。国の未来である子供たちに明るい笑みだけを、そして親たちの心配を少しでも減らしてあげるのが小児科医の本分だということを自覚して励んだのです。

治療での成果は、高い実力とともに忍耐力と真心、子供の心理をコントロールする資質をも持たなければ、と思いました。それ以来、シンさんは、子供の治療の過程に臨床経験を積み、専攻の医学書と隣接分野の本を読み漁り、進んだ治療方法を探究しました。

小児科の臨床で伝統医学のコリョ治療の優れた面を探し出し、現代医学とコリョ医学の方法を配合した科学的な診断と治療方法を巧みに活用できる実力を培いました。シンさんの治療で独特なのは、症状に対する治療とともに原因に対する治療をうまく組み合わせることです。

今までシンさんは、自己流の独特な治療方法を極力活用して、相異なる症状の子供の健康を取り戻しました。最近は天然の薬剤で製造した解熱剤を臨床に取り入れて効果を上げました。

シン医長のお話です。

「これから私たちは、治療効果をもっと上げるいろいろな進んだ方法を取り入れて、子供たちの健康管理に役立てようと思います」

今日もシン・ジェスン医長は、子供たちの病気の治療方法を豊富にするため献身的に尽くしています。

（文化―教育、保健医療）