尊敬される支配人

尊敬される支配人

「うちの支配人は仕事一筋です。いつも石炭生産のことを考え、それにすべてを尽くしています」
「炭鉱で一番多忙な人は多分、支配人でしょう。ところが、労働者の生活のことには誰よりも腐心し、対策を講じています」

トクチョン地区炭鉱連合企業所傘下のトクソン炭鉱の労働者たちは、支配人のキム・ミョンイルさんのことをこう言っています。キムさんは労働英雄称号を受けています。

キムさんが支配人、つまり、炭鉱の責任者に任命されたのは7年前でした。炭鉱の実態を調べたキムさんは労働者の生活環境をもっと充実させなければ、と思いました。除隊軍人のキムさんは、自分をはじめ炭鉱で働く除隊軍人の結婚式にも関心を向け、未来を祝福してくれた金正日総書記の人民重視の意をいつも忘れずにいました。

人民を、炭鉱労働者を誰よりも大事にした総書記の意に則り、生涯、炭鉱労働者に尽くそうと決心しました。それで、労働者の中に入りました。色々と解決策が見つかりました。

キムさんは労働者の尽きない知恵と力に頼ってコントロールセンターを立派に作り、坑木も確保しました。生産コントロールの現代化が高いレベルで実現し、労働者の生産環境ももっと改善されました。

キムさんは、労働者の住宅地を立派に作り、厚生施設の建設にも取り掛かりました。自然に流れる方式の上水道の建設を発案して率先垂範し、健康によい鉱泉水を労働者に充分飲ませるようにしました。

また、廃熱を利用するキノコの栽培場と総合的な畜産施設、野菜ハウスも建てました。ここで生産されるキノコや食肉、野菜は労働者の食生活に大いに役立っています。

労働者が望むなら夜空の星でも取ってくるべきだ、これがキムさんのモットーです。自力で増改築した幼稚園と託児所、労働者のための食堂や厚生施設ではここの人たちの喜びいっぱいの姿を見ることができます。

炭鉱の人みなが毎年、生産計画を超過達成し、都市に劣らぬ文化生活を送っていることに、キムさんの労働者への熱い思いを感じています。親心で労働者を見守るキムさんを誰もが深く尊敬しています。

キム・ミョンイルさんのお話です。

「信頼してくれる炭鉱の人たちを思えば、仕事に満足、ということなど考えられません。これから従業員のためにもっと頑張り、その信頼と期待に必ず報いるつもりです」