実益を得ている太陽熱温室

実益を得ている太陽熱温室

世界的に化石エネルギーが枯渇されるにつれ、再生可能なエネルギーとして太陽熱に対する関心が日増しに高まっています。共和国でも太陽熱の利用に力が入れられています。

ピョンヤン市*1マンギョンデ区域*2にある太陽熱設備普及社では太陽熱利用の効率を最大限高めた太陽熱温室を通して実益を得ています。

温室は風の影響が少なく日照率の高い山の斜面を削ってつくりました。2階からなる温室で一階は山の斜面の特性に合わせて無暖房システムとなっており、2階は普及社で生産された太陽熱温水器で暖房を保障しています。

石炭、電力など他の燃料を全然使わず、自然エネルギーをそのまま利用する太陽熱温室をつくるとき、普及社では川底にある沈殿物を成型して壁の築造をすることで保温の効率を高めました。そして、断熱材をその壁に付着させました。

1階の温室では低い温度でも栽培できる野菜を、2階ではトマトのような野菜を植えています。下が構造物となっているので2階では床全般に土を敷かず、止まり木のようなものを設置して野菜を栽培しています。

寒い冬にも太陽熱温室ではいろいろな野菜が青々と育って従業員の心を温めています。文字通り太陽熱温室は実益があります。