実力者の医師

実力者の医師

リハビリは障害者や事故、疾病で後遺症が残ったものなどを対象とし、最大限にその能力を回復させるために行う訓練、療法や援助と定義付けるでしょう。 一名、回復医学とも言います。

キムマンユ病院*1のリハビリ科の医師ヒョン・ギョンソンさんのお話です。

「リハビリは主に脳卒中とか、小児麻痺の患者が対象ですが、ここでも早期治療が基本となっています。早期治療は生命表が正常な患者を相手にしています。罹病初日から一週間ほど、集中治療をして後遺症をなくしてから、人体の正常な機能を果たせるようにする、これがリハビリの基本的特徴です」

ヒョンさんはリハビリの豊かな経験を持っています。17年前、ピョンヤン医科大学を卒業して、この病院のリハビリ科の医師になりました。それ以来、薬物を全く使わず、物理的手段だけで人体の全ての正常な生理機能を保つ回復医学に目を奪われ、臨床の水準を高めるために多大な努力を傾けました。

専ら脳血栓、脳出血の後遺症など、難病の治療を受け持ち、その一方で新しい治療法も完成しました。また実用性のある医療機器も作って、患者の治療で成果を収めました。

後天性小児麻痺のため数年間、外出もできなかったピョンチョン区域*2の少年を真心を尽くして治療し、大地を闊歩させたこと、脳出血の後遺症で動くこともできなかったテドンガン区域*3の年寄りを回復させたことなど。

その一つ一つに朝鮮人民に社会主義保健医療制度の恩恵が行き届くようにしようとのヒョン・ギョンソンさんの努力が秘められています。

（今日の朝鮮）