実利的な自然エネルギー

実利的な自然エネルギー

経済発展の基本の動力である電力問題の解決に役立ちたい、この愛国の思いを胸に、今、多くのところで実情に応じて自然エネルギーを利用した電力の生産に力を入れて成果を達成しています。

ピョンヤンのチュン区域*1人民委員会では、ルンラ人民公園エリアに系統並列型太陽光発電所を建設し、発電所の電力生産能力を計画的に向上させています。

最初、区域人民委員会は、先ず、複数の機関をモデルケースとして組み込み、そこで収めた成果と共同発電所のよさについて、講習会などを通じて広く一般化し、認識させることから始めました。そうして今は、300余りの所がこの発電所に組み込まれて電力を供給されています。

チュン区域総合食堂のリ・チョルリムさんのお話です。

「いざ、自然エネルギーを利用しようとしますと、高層アパートや街路樹などで日陰になったり、と不便なことがたくさんありました。それで区域で運営する太陽光発電所に加入して、条件にかかわらず、月平均280キロワットアワーの電力を生産して利用していますが、国の立場から見ても、また食堂の立場から見てもとても実利的だ、ということです」

ここで運営する系統並列型太陽光発電システムは、国家電力網と有機的に結び付けられ、生産された電力をより効果的に利用できるというメリットがあります。

どんなところでも、自然エネルギーを効果的に利用するため思い切って取り掛かるなら、その実益は大きなもの、というのがここの人たちが得た経験です。

（経済―その他）