子供たちの眠る時間にも

子供たちの眠る時間にも

チュチェ104（2015）年の新年を迎え、敬愛する金正恩総書記がピョンヤン育児院と愛育院を訪れた時のことです。

まず、育児院を見てから、愛育院へ足を運んだ金正恩総書記は、先生のオルガンの伴奏に合わせて、子供たちが歌を歌っているある部屋に入りました。幸せに育つ自分たちの喜びいっぱいの生活を声を限りに歌いあげている子供たちの姿を見て、総書記は心配事をみな忘れたかのように明るく笑いました。

総書記は愛育院の院長に、今は眠る時間のようだから子供たちを寝かせなければ、と言いました。すると、子供たちは、私たちは眠らない、歌い続けます、と言って甘えました。

ピョンヤン愛育院の院長であるチェ・ソンランさんのお話です。

「子供たちに愛情のこもる眼差しを向けていた金正恩総書記は、私に、早く寝かせるように、子供たちが眠る姿も見たいと言って、寝間へ向かいました。しばらくして、総書記は私に、子供たちが自分のベッドをわきまえているかと聞きました。私が皆、わきまえていますと答えると、総書記は子供たちに、早く自分のベッドに寝てごらん、と愛情を込めて言いました。それで、子供たちは幸せの寝床につきました」

子供たちは競り合うように、我先にと自分のベッドの上に跳ね上がりました。そして、ふんわりとした布団に包まれて、目を閉じ、すやすやと眠りにつきました。

眠っている子供たちを長いこと見守っていた総書記は、愛育院の隅々まで見て、子供たちの生活に少しでも不便があっては、と細かく気を配りました。その時、子供たちはぐっすり寝入っていました。偉大な父に見守られて、幸せの寝床で美しい夢を見ていました。

この日、金正恩総書記は心中のことを次のように打ち明けました。

今日、子供たちの明るい笑みを見て、積もった疲れが癒されたようだ、私たちがやったのは骨が折れるようなことだったが、あのように明るく笑う子供たちを見ると、本当に嬉しい、私たちが歯を食いしばって革命をするのは、他ならぬ子供たちの笑顔を守るためだ、と。

正に、金正恩総書記の心の中には、子供たちへの暖かい愛情があふれていました。

（政治―為民献身）