女性を見れば・・・

女性を見れば・・・

あらゆる不平等と束縛から脱して自分の尊厳と権利を守ろうとの女性の願いは、全世界の勤労女性の国際的祝日を誕生させました。もちろん、多くの国で女性問題の解決に努めてはいますが、その願いは未だに叶えられずにいます。朝鮮では、女性が国の花、家庭の花と呼ばれ、生き甲斐のある生活を送っています。

ピョンヤンのマンギョンデ区域燃料事業所の責任者であるチョ・ソンニョさんのお話です。

「率直に言いますと、私は女性の社会的権利保障と処遇改善のことを考えたことがありません。社会主義制度に生まれ、その制度に恵まれて暮らすのは当たり前だと思い込んだからです。私の場合も、女性だからといって家庭的に、また社会的に制約を受けることは先ずありません。今、私は、家庭円満の上に事業所の責任者、区域人民会議代議員として活躍しています。ただただ、ありがたいこの制度に尽くしたい思いでいっぱいです」

朝鮮では、社会主義制度が建てられる前、つまり、今からおよそ80年前に男女平等権法令が採択されて、女性の尊厳と権利が徹底的に保障され、その実現のための制度的措置が取られています。託児所と幼稚園で子供を国家負担で育て、女性の多い工場と企業には専属の託児所と幼稚園があるのがその好例です。

チョさんも二人の息子を何の心配もなく育て、大学まで進ませました。金日成総合大学とキムチェク工業総合大学を出た二人の息子は、父のように軍人になりました。軍人家庭、これをこの上ない誇りと見なすチョさんです。

チョさんもやはり、軍人家庭に生まれ、軍に服務しました。除隊後、商業部門に勤めながら勤労者団体の活動にも携わり、働きながら学ぶ教育システムで大学教育も受けました。10数年間、党活動家として活躍しながら、マンギョンデ区域人民会議の代議員に選挙され、朝鮮労働党第2回初級党書記大会に参加しました。

昨年、チョさんは区域燃料事業所の責任者に任命されました。他の区域に比べて住民が多く、都会部や農村部が混じる区域なので手に余る仕事でしたが、チョさんは区域の住民に尽くす一念で働きました。その功が買われ、9月に共和国創建75周年記念行事に参加し、11月は区域人民会議の代議員に再選されました。チョさんは国旗勲章第1級などの勲章とメダルを授けられました。

このように社会主義制度の配慮は、政治生活、労働生活、教育と文化生活、家庭生活に至るまで、女性のいるあらゆる分野に行き届いています。それで、朝鮮では普通の女性が模範労働者、幹部、英雄、代議員となり、国の歴史に歴然たる足跡を残しています。

女性を見ればその社会の今日と明日が分かるとも言われています。

（フィーチャー　国際婦人デー、おめでとうございます）