女性の国際サッカー審査員

女性の国際サッカー審査員

フィーファー、国際サッカー連盟が指定した女性審査員の中には、朝鮮の機関車スポーツ団の審査員であるキム・ウンヒャンさんもいます。祖父の代からサッカーに深く関わる家に生まれ、小さい頃からサッカーを始めたキムさんは朝鮮代表チームの選手として活躍しながら才能が認められました。

わけても、チュチェ102（2013）年とチュチェ104（2015）年に行われた東アジア・カップ女子サッカー競技大会でチームが優勝するのに大きく貢献し、専門家とファンに深い印象を残しました。

多年にわたる現役生活を終えたキムさんは、国際サッカー審査員になることに決心しました。それで、国際サッカー連盟が示した全ての知的、肉体的、心理的、道徳的資質と能力を身に付けるため努力し、やがてチュチェ111（2022）年に資格を獲得しました。

プレーの深い観察、審査員の総括で提起される些細なことも見逃さず研究する態度、試合の全過程を評価するキムさんの能力に専門家は冷徹な審査員だと評しています。

キムさんのお話です。

「試合の審査を指示された時から、両チームについて把握しなければなりません。各チームのプレーを見て、そのチームのプレーの運営システムと選手のゼッケン、位置、特徴について、そして、どの選手が主審を惑わす動作を多くするのか突き止めなければなりません。グラウンドで各チームの選手に不満がないように公正にプレーを調整し、日頃磨いた技を十分発揮するよう、また、主審によってプレーの結果が逆転しないようにするのが審査員の役目です。私は常に、公正な審査員になろうと思っています」

ありがたいこの国で才能を思う存分伸ばし、生きがいある生活を送ってきたキムさんは光栄にも金日成青年栄誉賞に輝き、功労スポーツマンの称号も受けました。

今も、キムさんは国のサッカーの発展に役立ちたい一念に燃えてグラウンドを走り続け、実力を遺憾なく誇り示しています。

（文化―芸術、スポーツ）