外国訪問の日々にも

外国訪問の日々にも

12月ともなりますと朝鮮人民はひたすら人民のためにすべてを尽くした偉大な金正日総書記への偲ぶ思いを胸に総書記の愛国、献身の道のりを胸熱く振り返っています。総書記の人民愛の道には外国訪問のときの忘れがたい話もあります。

ピョンヤン市人民委員会のハン・チャンナムさんのお話です。

「金正日総書記がはるばる外国訪問を続けていたチュチェ90（2001）年7月のある日のことです。一人の随員を呼んだ総書記は、外国訪問とは無縁の任務だが、気晴らしでもやるがよいと言いました。随員は首をひねりました。何か外国訪問のことでの重大な任務を与えられると思っていたからでした。総書記はすぐ飛行機で祖国に戻り、二日前に見た科学資料であるアカシアについてのビデオテープを関係者に手渡し、仕事の段取りを綿密にすることについて指示しました。そして、祖国に戻る君が羨ましい、祖国を離れて一週間も経っていないのに金日成主席と祖国の人民、祖国の山河が懐かしくてならないと言いました」

遠い外国でも祖国の山河に青い森を茂らせることを思う総書記の気高い愛国心にその人は強く胸を打たれました。総書記はその人が任務を見事に遂行して戻ってきた時も祖国と人民のことを先ず聞き、人民に思いを馳せました。外国訪問の総書記を恋しがり、軍人と人民のみなが奮闘努力しているとの話を聞いた総書記は目を潤ませました。

総書記はわが人民は本当に立派な人民だ、私たちは人民に恵まれている、指導者への忠誠心がわが人民のように熱い人民はまたといない、祖国の人民が奮闘しているのに私たちもこの度の外国訪問で大きな成果を挙げて人民の期待に報いなければと言いました。まさに、金正日総書記の国と人民への恋しさは、はるばる異国の地でも募るばかりのもっとも崇高なものでした。

今も、朝鮮の軍人と人民みなは国と人民のためすべてを尽くした不世出の愛国者である金正日総書記の革命的生涯を胸深く刻んでいます。