国内の原料、技術に依拠する

国内の原料、技術に依拠する

キョンソン陶製品工場は、共和国の北部地域のハムギョン北道にあります。工場では、高陵石と粘土、硅石などすべての原料を国内のもので賄っています。

近年、工場の技術者たちは、こうした原料を生産に利用できるよう破砕機、粉砕機などいろいろな設備を自力で作りました。そして、生産原料の微分度を保障する工程も構築しました。工場では、科学技術に依拠して、良質の陶磁器を生産しています。

課長のチェ・ビョンスさんのお話です。

「ここ数年の間に技術の面で達成された成果を見ますと、石炭ガス化の工程を完成して、陶磁器の白色度を高め、機械的強度を高めるのに大いに役立たせたことです」

褐炭によるガス化の工程を今までとは違って新しく構築する過程は、誰も経験できなかったことでした。けれど、技術者たちは困難を乗り切り、キムチェク工業総合大学と国家科学院の研究者の協力を得て、石炭ガス化の工程を完成しました。

こうして、どんぶりと茶碗、皿、カップ、花瓶、植木鉢など良質の美しい製品の生産が可能になりました。また、焼成職場、成形職場、工芸作業班をはじめ工場の労働者みながスキルアップに励んでいます。

工場では、今年、成形工程と原料移積工程のオール・オートメ化、100種の製品の開発、この3つの目標の達成を計画しています。毎月、職場別の品評会を開き、進んだところの経験を学んで、使用者の好みと今の時代にも合致する100種の製品は開発済みです。

技術者は労働者と知恵を合わせて、成形工程と原料移積工程のオートメ化を実現するため革新的に取り組んでいます。一方、製品のラベルと陶製品を飾り付ける金色の顔料を自力で開発するための研究にも拍車をかけています。工場の誰もが工場への愛着、自分が生産した陶磁器への誇りを持っています。

焼成職場の労働者リ・スンウォルさんのお話です。

「これから職場をもっときれいにつくって、生産で成果を上げるつもりです」

国内の原料と技術に依拠してもっと多くの製品をつくり、人民生活の向上に寄与して、敬愛する最高指導者金正恩委員長を喜ばせること、これがキョンソン陶製品工場の従業員みなの思いです。

（今日の朝鮮）