国の主人となった人民の歌

国の主人となった人民の歌

5千年の歴史に初めての誇り
耕す農民に土地与え
輝く労働法令行く手を示し
新しい朝鮮の土台築かれる
・・・

「産業建国の歌」、この歌はチュチェ35（1946）年に創作され、広く愛唱されました。喜びに満ちて新しい国づくりに励む朝鮮人民のその日の歌声が今も聞こえてくるようです。

チュチェ34（1945）年8月15日、朝鮮人民は民族受難の歴史にピリオドを打ち、国の解放を迎えました。抗日の血戦を繰り広げて国を取り戻した偉大な金日成主席の優れた導きの下、国の解放後、朝鮮では人民のための施策が相次いで実施されました。

国中を感激させた新しい朝鮮の初の民主改革は土地改革でした。土地改革の法令の公布で、自分の土地で農作をしたいという農民の世紀の願いが叶い、農民大衆は世紀の立ち遅れと貧困から抜け出すことが出来ました。

社会科学院チュチェ文学研究所のチェ・グァンイルさんのお話です。

「当時、朝鮮の人口の大多数は農民でした。農民は猫の額ほどの土地も持たず、蔑みの中、血の涙を流しました。主席の恵みで、初めて農民に土地が分与されました。本当に夢のようなことでした。自分の名が書かれた杭を抱えて、泣いたり笑ったりして喜んだその日の感激、自分の土地で初の耕作をした時の大きな喜びがそのまま歌詞となり、メロディーとなりました」

基幹産業の国有化の法令、そして、労働法令と男女平等権法令の公布など民主改革の実施で、朝鮮には人民が主人となった新しい社会、誰もが幸せに暮らす新時代が訪れました。

国の解放と共に全てがすっかり変わりました。山河も人も生まれ変わり、新生活が躍動しました。どこへ行っても、建国のハンマーの音と文読む子供たちの朗らかな声、男性と同じく社会生活に堂々と参加する女性の笑い声が高らかに響き渡り、躍動する現実を歌う歌が次々と生まれました。

「畑に行こう」、「婦人の歌」、「勝利の５月」、「朝鮮青年行進曲」などなど。これらの歌を歌って、朝鮮人民は新しい国づくりに知恵と情熱の限りを尽くし、栄える自主独立国を建てました。

これは単なる喜びの歌ではありませんでした。国の解放を遂げ、世紀をまたがる民族の願いを叶えてくれた偉大な恩師に送る人民の心からの感謝の歌でもありました。

歴史的な国の解放を迎えたその時から73年が過ぎました。その日の歌は真の人民の国、社会主義の楽土を建てた金日成主席の不滅の業績を末永く伝え、今日も明日も果てしなく響き渡るでしょう。

（芸術）