国と民族に尽くした一生

国と民族に尽くした一生

国があってこその民！

これは偉大な金日成主席の曽祖父であるキム・ウンウ先生の持論でした。キム・ウンウ先生は1848年6月17日、当時のピョンヤン・チュンソン里*1に生まれました。

キム・ウンウ先生は赤貧洗うが如しの貧しい生活のため、墓守りの家を1軒世話してもらい、マンギョンデ*2へ引越ししました。キム・ウンウ先生は家族と村人たちに朝鮮人民の誇らしい闘争の歴史と国の自然の美しさについて話し、民族の誇りと才能を覚えさせました。

国と民族を愛する気高い意志を持っていたので、キム・ウンウ先生はアメリカの侵略船「シャーマン」号が朝鮮に入ってきた時、村人たちを外来侵略者を退ける戦いへと呼び起こしたのです。

1866年8月、侵略船「シャーマン」号の侵入は朝鮮に対するアメリカの血に染まる侵略の歴史の始まりでした。久しい前からアジアの多くの国々への略奪行為をこととしてきたアメリカ侵略船「シャーマン」号は朝鮮西海を経てテドン川*3にまで入りました。「シャーマン」号に乗ってテドン川の中州ヤンガク島*4近くまで遡った侵略者は大砲や銃を撃ちまくって人々を殺害し、財物を略奪しました。

その時、キム・ウンウ先生は柴を満載した小船を何隻もつなぎ合わせて火をつけ、「シャーマン」号の方に流して船を沈める火攻め戦術を編み出し、断固立ち向かって船もろとも海賊を残らずテドン川の真ん中に沈めてしまいました。

キム・ウンウ先生を始め、ピョンヤンの愛国的な人々がアメリカ侵略者に反対する戦いで収めた勝利は、朝鮮人民の反侵略の歴史に輝かしい1ページを記しました。

このようにキム・ウンウ先生は生涯を通して国と民族に尽くしました。

（偉人伝）