名歌手になるまでは

名歌手になるまでは

朝鮮映画音楽団の功労俳優キム・ユンミ*1さんは、人民の間に広く知られている貫禄があるシネマソングの歌手です。明るく穏やかな声、ビビッドで柔らかな情緒が一つに結び付いて響くキムさんの歌を誰もが好んでいます。

幼い時から歌が好きだったキムさんは、分けてもシネマソングが得意でした。中学時代は毎年、迎春公演に出演し、ある日は光栄にも偉大な金正日国防委員長の前で公演しました。

その時を振り返って、キムさんはこう話します。

「寝ても覚めても懐かしかった金正日国防委員長の前で歌を歌うというこの上ない光栄に私の胸は熱くなりました。その時、私はある劇映画のテーマソングを歌いました。歌が終わると、国防委員長は私を身近に呼んで、歌が上手だとほめ、これから人民に愛される名歌手になるようにと、私の将来を祝ってあげました。私はその日の光栄を胸に、シネマソングの歌手になる夢を抱きました」

その後、当時のピョンヤン音楽舞踊大学に入り、インストラクターの指導で、願いどおりに卒業後はシネマソングの歌手になりました。ヒット曲の「テホンダンのクロフネツツジ」をはじめ、20数年間、数百曲のシネマソングを立派に歌い上げて、国の映画音楽の発展に貢献しました。

才能を伸ばしてあげる国があり、燃えるような情熱の持ち主だったので、キムさんは人民に愛される名歌手の夢を実現することができました。

（文化―芸術、スポーツ）