同じ家族

同じ家族

人みな同じ家族のように助け合い、仲良く暮らすのが、共和国ではありふれたこととなっています。 ピョンヤン市*1テドンガン区域*2のムンス第2洞*3に住むリ・ウンオクさんは、隣のアパートのチョン・ミョンエさんと同じ家族のように過ごしています。

18年前、リさんの家に長男と仲良しのチョルヒョクという少年が訪ねてきました。 引越ししてきたばかりの少年でしたが、話をするうちにリさんは、少年が母の心配をしていることが分かりました。

翌日、少年の家を訪ねてみると、歩行が不自由な女性でした。それで話し相手にもなり、色々と家事も手伝いました。

「今にして考えてみますと、同じ女性として同情心が沸いてきたので、それで仲良くしていたのですが、別に助けて上げることはなくても、時が経つにつれ、情が移りましてね。ひとつでもいいから助けてあげたい、足しになりたいと思うようになりました。ご馳走が出来てもまた、チョルヒョクのお母さんに食べさせたかったのです。正直のところ、妹のいない私ですから、実の妹のように思われましてね」

リさんはチョンさんに骨肉の情を注ぎました。強壮剤や栄養食品も持たせ、運動のため散歩も一緒しに、早く病気を治すよう力づけました。また、雑事に至るまで薪水の労をいとわず助け、夫や子供の心配をしないよう真心を尽くしました。チョンさんの夫の誕生日にご馳走をもてなし、また、軍隊に入隊した息子のチョルヒョクが表彰の休暇で家に来たときは楽しい日々を送るよう気を使いました。

人民軍将校のリさんの夫や3人の子たちもチョルヒョクの家族のためなら一肌脱ぎました。お嫁さんのリ・オクソンさんはこう語ります。

「4年前、結婚したとき、チョルヒョクの家を助けるのを見て、ただの隣人だろうとばかり思いました。ところが、家族みなが骨肉のように真心尽くして助けるのを見て、この立派な家風を私も見習わなくてはと思いました」

リ・ウンオクさんの家族の熱い思いがあって、チョン・ミョンエさんの夫や今は人民軍将校の息子も家事の心配なく仕事に励んでいます。今年の国際婦人デーにも、リさんの子たちは母とチョンさんを同じく祝いました。チョン・ミョンエさんはこう語ります。

「リさんの家族みなが私を骨肉のように思いやってくれました。20年近くの歳月が経ちましたが、変わりなく、同じ家族のように過ごしています。真心を尽くすその姿を見るたびに、仁愛の情溢れるわが国が一番だということを痛感しています」

人みな同じ家族のように助け合い、仲良く暮らすのが共和国ではありふれたこととなっています。 ピョンヤン市*1テドンガン区域*2のムンス第2洞*3に住むリ・ウンオクさんは、隣のアパートのチョン・ミョンエさんと同じ家族のように過ごしています。

18年前、リさんの家に長男と仲良しのチョルヒョクという少年が訪ねてきました。 引越ししてきたばかりの少年でしたが、話をするうちにリさんは、少年が母の心配をしていることが分かりました。

翌日、少年の家を訪ねてみると、歩行が不自由な女性でした。それで話し相手にもなり、色々と家事も手伝いました。

「今にして考えてみますと、同じ女性として同情心が沸いてきたので、それで仲良くしていたのですが、別に助けて上げることはなくても、時が経つにつれ、情が移りましてね。ひとつでもいいから助けてあげたい、足しになりたいと思うようになりました。ご馳走が出来てもまた、チョルヒョクのお母さんに食べさせたかったのです。正直のところ、妹のいない私ですから、実の妹のように思われましてね」

リさんはチョンさんに骨肉の情を注ぎました。強壮剤や栄養食品も持たせ、運動のため散歩も一緒にし、早く病気を治すよう力づけました。また、雑事に至るまで薪水の労をいとわず助け、夫や子供の心配をしないよう真心を尽くしました。チョンさんの夫の誕生日にご馳走をもてなし、また、軍隊に入隊した息子のチョルヒョクが表彰の休暇で家に来たときは楽しい日々を送るよう気を使いました。

人民軍将校のリさんの夫や3人の子たちもチョルヒョクの家族のためなら一肌脱ぎました。お嫁さんのリ・オクソンさんはこう語ります。

「結婚したとき、チョルヒョクの家を助けるのを見て、ただの隣人だろうとばかり思いました。ところが、家族みなが骨肉のように真心尽くして助けるのを見て、この立派な家風を私も見習わなくてはと思いました」

リ・ウンオクさんの家族の熱い思いがあって、チョン・ミョンエさんの夫や今は人民軍将校の息子も家事の心配なく仕事に励んでいます。チョン・ミョンエさんはこう語ります。

「リさんの家族みなが私を骨肉のように思いやってくれました。20年近くの歳月が経ちましたが、変わりなく、同じ家族のように過ごしています。真心を尽くすその姿を見るたびに、仁愛の情溢れるわが国が一番だということを痛感しています」