加増するばかりの無謀な軍事的動き

加増するばかりの無謀な軍事的動き

日本航空自衛隊が愛知県の或る公園で地上配備型迎撃ミサイルシステム・パトリオットの機動展開訓練を行い、それをマスコミに公開しました。この10月も、誰かのミサイル脅威に対応するという触れ込みで、東京のど真中と防衛省の塀の中で迎撃ミサイルシステムの移動展開訓練が行われました。

加増するばかりの日本の反動勢力の無謀な軍事的動きは、変わる事の無い対朝鮮敵視政策のはっきりした表れで共和国に対する許せない挑発です。日本の朝鮮に対する敵対感情と排他の風潮は昨日・今日に始まったのではありません。早くから殺戮と戦争・侵略を生存の手段とし、それを代々引き継いで朝鮮人民に計り知れない不幸と苦痛だけを強いて来た宿敵が他ならぬ日本なのです。

朝鮮人民をはじめアジア諸国人民に犯した断じて許せない罪の為今尚歴史の法廷に被告として立っている日本が、被害者への謝罪と賠償ではなく脅威を云々して軍事力強化に躍起になっているのですから、それこそ厚顔無恥な事最高だと言わざるを得ません*1。しかも今のような鋭敏な時に高まるばかりの日本の対朝鮮敵対感情は、朝鮮半島と地域の情勢を破局に追い遣る事で対決時代に引き続き反射利益？を得ようとの安倍政権の下心をそのまま曝け出しています。

今、日本の反動勢力は「北朝鮮のミサイル発射が地域の平和と安全を脅かしている、国際社会に挑んでいる」等と騒いでいますが、それは世界の警戒心を他に逸らす為のものです。一方では朝鮮再侵略の為の武力増強と軍事的熟達に猛威を振るっています。これは昔も今も日本の対朝鮮敵視政策に変わりが無いという事を立証しています。

敗戦したその時から自分達を厳罰に処した国際社会に憎悪の念を抱いて復習の為の再侵略の準備を系統的に全面的に急速に推し進め、その実現の第一のターゲットとして朝鮮に狙いを定めて来た日本の度を超している軍事的動きは、朝鮮人民の怒りを更に募らせています。

日本が共和国に挑むほど孤独な島国に到来する第二の敗戦の日は、それだけ早められるでしょう。

（時事評論）