先端技術のパイオニア
ピョンヤンにキムチェク工業総合大学があります。チュチェ37(1948)年9月27日の創立以来、大学は歴々とした足跡を残し、国の経済建設のための科学技術上の難問解決に大いに尽くして来ました。
大学のリ・ウォンチョル副総長のお話です。
「キムチェク工業総合大学は国の科学技術人材を養成する原種場とも言えます。今、大学の教員、研究者みなが科学技術の成果をもって朝鮮労働党第7回大会の決定を実行しようと昼夜兼行で励んでいます」
教職員の誰もが国の科学技術を担っていると言う責任感に燃えています。最近、大学の研究チームは自力で国内初の熱圧焼結法による粉末ダイヤモンドビッドを製作しました。そのチームが資源探測工学部の試錐工学講座の教員、研究者です。
粉末ダイヤモンドビッドの開発は決して容易ならぬものでした。すべての技術工程を自力で構築するためみなが力と知恵を出し合いました。研究用の設備を手に入れようと講義を終えてから遠い道を歩んだのも一度や二度のことでありませんでした。
また、新型の分析設備を設計し、製作するため夜を明かしたことも多くありました。苦心したあげく、技術工程が一つ一つ完璧に構築され、輸入に頼っていたダイヤモンドビッドを自力で開発する成果が収められました。
資源探測工学部の試錐工学講座の講座長リ・ジェミョンさんのお話です。
「私たちはこれから研究を更に深め、先端技術によるダイヤモンドコンプレックスビッドを製作し、国際的競争力を持つ試錐工具を開発して、社会主義経済強国の建設に役立たせるつもりです」
2016年の記事