今も主席を偲んで歌を歌います

今も主席を偲んで歌を歌います

普通のときもそうですが、偉大な金日成主席の生誕日の意義深い太陽節を迎えるたびに、主席への偲ぶ思い募るばかりの私です。主席の配慮の中、人生の栄光と幸福を味わってきた過ぎし日々のことが改めて胸熱く思い起こされます。

チュチェ59（1970）年の元日、迎春公演が行われたときのことでしたが、主席の前で初めて歌を歌うことになった私は、胸の高鳴りを静めることができませんでした。やがて舞台に上がりましたが、主席の明るい笑顔が一番先に目に入り、心の緊張が一瞬にしてすっかりほぐれるのでした。

私は主席の前で公演を行う喜びを胸に、「国の山河に日が昇る」という歌を歌い始めました。歌が終わると主席は明るく微笑み、歌が上手です、もう1曲歌いなさいと言うのでした。主席からアンコールされるとは夢にも思ってみなかった私でした。

それで私が一番好きな「果てしないこの幸せ歌う」と言う歌を歌い始めました。この歌には、主席が建てた社会主義の国で希望が叶えられ、この上ない幸せを味わってきた私の生活がそのまま込められていました。

日帝の植民地支配の時、体の不自由な親の7番目の娘に生まれた私は、母乳を飲むこともできず、ぼろに包まれて捨てられました。貧しい生活と飢えに追われて、涙の中、命をつないでいた私は金日成主席が国を取り戻してからまともな人生を送ることができました。

歌が好きだった私は学校や田野でいつも歌を歌いました。国の計らいで私の希望が叶い、当時のピョンヤン音楽大学に入学しました。大学卒業後はピョンヤンの芸術団体の歌手になりました。

社会主義の国での私の生活はそのまま幸せで喜びでした。それで「果てしないこの幸せ歌う」、この歌が一番好きで、いつも歌ったものでした。歌が終わると主席は真っ先に拍手し、歌がとても上手だと高く評価しました。

この日、主席は関係者たちにリュ・ヨンオクさんが歌をとても上手に歌いましたとまたもや評価しました。その恩情の中、私は功労俳優の称号を受け、人民に愛される歌手となりました。その後も主席は何回も私の歌を聞いて、この歌手の場合は「果てしないこの幸せ歌う」のようなメロディーが美しく、柔らかい歌がもっと適していますと言って、私の指定曲まで定めました。

主席の恩情は続きました。主席は晩年にも、ロシアの芸術家たちに会った席に私をはじめ歌手たちを呼んで記念写真を撮るなど配慮を施しました。正に、主席の恩情はいくら歳月が流れても忘れられないものです。主席の前で歌った「果てしないこの幸せ歌う」、この歌は主席の恩情と信頼の中で果てしない幸せを感じ、人生を輝かせてきた私の一生の主題歌です。

それで年をとった身ではありますが、今も功労のある名俳優で組織された芸能鼓舞隊の隊長を勤め、今もこの歌を歌っています。

（芸術）