人類共通の課題であるオゾン層の保護

人類共通の課題であるオゾン層の保護

呉英淑（オ・ヨンスク）：9月16日は国際オゾン層の保護の日です。1987年9月16日、オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書が採択され、世界的に毎年この日を国際オゾン層の保護の日として記念しています。国連は今年のこの日のテーマを『モントリオール議定書・気候行動推進』と定めました。

モントリオール議定書はオゾン層を破壊する主な原因となっているフロンガス等の化学物質の生産と開発・使用の段階的禁止を基本的内容としています。今年の国際オゾン層の保護の日は気候変動の緩和の為の行動計画の推進を特に強調しています。

オゾン層の破壊物質の段階別撤廃は地球温暖化の速度を落とす上で非常に効果的な手段になるというのが証明されました。ルワンダのキガリで採択された修正案を通じて気候行動計画はより加速的に推進されています。

朝鮮自然保護連盟中央委員会のリ・ソンイル部長の話です。

「キガリ修正案にはモントリオール議定書に反映されたオゾン層を破壊する物質を段階別に削減する為の時間割りが具体的に反映されています。発展した国々では2030年まで、発展途上諸国では2040年までオゾンの破壊物質で気候変動に影響を及ぼすフッ化炭化水素のような物質を完全に撤廃する事についての時間割りが反映されています。朝鮮はオゾン層の保護の為のウィーン条約とオゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書キガリ修正案に署名した国として、自分の責任と義務を果たしています。先ず環境保護法と税関法にオゾン層を破壊する物質の生産と消費・搬入を禁止するとの内容を盛り込み、関係する人の為の講習を設け国際的な手順と規定に即して働くようにしています。また時間割り通りにオゾンを破壊する物質を段階別に削減する為の時間割りを立てその通り履行しています。オゾンを破壊する物質で一番核心的な物質ともいえる冷媒物質の管理計画を立て時間割り通りに履行しています」

（世界と朝鮮―絆）

• 2021.09.24 共和国でオゾン層保護のための活動が活発に行われています